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【酒飲みたちの御用達!】新宿西口・思い出横丁の名酒場3店。昭和レトロな郷愁横丁へ

さんたつ

第二宝来家

戦後、この地には露店が立ち並ぶ闇市ができた。その頃は統制品に対する取り締まりが厳しく、食材は自由に調達できなかった。結果、統制品から除外されていた進駐軍の残り物や、牛・豚のもつなどを入手し、調理して販売する露店が増えたという。現在、横丁には約80店舗があり、そのうち約60店舗が飲食店。この約半数が焼き鳥やもつ焼きの店というのは、戦後の名残といえるだろう。“新宿思い出横丁”の広さは約630坪。すれ違うのもやっとという狭い路地に、居酒屋や寿司屋などが軒を連ねている。路地を歩けば店内がのぞけ、談笑する声が路地に響く。大都会・新宿の、世界一の利用者数を誇る新宿駅のすぐ隣に、昭和レトロな飲み屋街が残っているというのは奇跡といえる。

カブト

思い出横丁におけるもつ焼きの元祖『第二宝来家』

思い出横丁におけるもつ焼きの元祖といわれる。芝浦から直送されるもつは、秘伝のタレで味わうもつ焼き(おまかせ1人前5本748円)や、子袋刺しやはつ刺し各704円などで味わいたい。

『第二宝来家』店舗詳細

第二宝来家
住所:東京都新宿区西新宿1-2-5/営業時間:15:30~23:15LO(土は14:30~22:15LO、日・祝は13:00~21:00LO)/定休日:月/アクセス:JR・私鉄・地下鉄新宿駅から徒歩3分

新鮮な素材が自慢!『きくや』

芝浦直送の新鮮なもつを使ったもつ焼き143円が自慢の店。レバーやかしら、こぶくろ、おっぱいなどあらゆる部位を用意し、注ぎ足しのタレ、または特製塩で味わえる。独自にブレンドした酎ハイ385円も名物。

『きくや』店舗詳細

きくや
住所:東京都新宿区西新宿1-2-4/営業時間:15:00~23:30/定休日:不定/アクセス:JR・私鉄・地下鉄新宿駅から徒歩2分

あらゆる部位のウナギに出合える『カブト』

1948年の創業以来、ウナギひと筋。メニューには、頭から、背びれ、腹びれ、肝やレバー、しっぽまで、あらゆる部位の串焼きが並ぶ。注文はまずは「一通り」7本2150円を。部位の食感や味の違いを堪能できる。

『カブト』店舗詳細

カブト
住所:東京都新宿区西新宿1-2-11/営業時間:13:00~20:00/定休日:日・祝/アクセス:JR・私鉄・地下鉄新宿駅から徒歩2分

取材・文・撮影=アド・グリーン

MOOK『散歩の達人 東京名酒場』より

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