パパ考案の本格派おもちゃ「知っておくことで救える命がある」込められた思い
ぬいぐるみの体にはられた2枚のパッド。
「楽しい!」を学びにつなげてほしい…
1人のパパのアイデアで生まれた、本格派のおもちゃなんです。
おもちゃから、音声が流れてきます。
「電気ショックが必要だよ。体から離れてショックボタンを押してみよう!」
指示の通りにボタンを押すと「電気ショック大成功だ!」と教えてくれます。
次はリズムに合わせて心臓マッサージ。
正しくできるとできると「ミッション完了だ!」
「トイこころ」は心停止の人を救う「AED」を使う流れを、楽しく遊びながら、でも本格的に学ぶことができるおもちゃ。
「トイこころ」で遊ぶ坂野晴吉くん(8)は「助けるときの勉強になる」と話します。
実はこのおもちゃを考えついたのは、晴吉君のパパ、坂野恭介さんです。
以前は病院や医療機器のメーカーで働き、今はAEDの販売などを手がけています。
坂野さんは、AEDの大切さも知っていただけでなく、これまで目の前で人が倒れることも何度も目の当たりにしていたといいます。
そしてAEDを販売する中で設置場所や使い方がよく知られていないことに気付きました。
そこで始めたのが、おもちゃの開発だったんです。
「お医者さんごっこのようにAEDで遊ぶ世界が生まれれば、AEDをものすごく身近に感じるし、遊びから興味、興味から学びに変わってほしいと思って」
知っておくことで救える命がある…
パパのアイデアが呼んだ、心こもったおもちゃは、思わぬ大きな反響を呼びました!
▼限定1000個が完売!パパ考案のおもちゃにこめられた思い「ヒーローが増えてほしい」
文:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は取材時(2023年11月)の情報に基づきます。