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実母、義母の言葉は「優しさ」OR「干渉」? 妊婦になって初めて気づく親の想い

たまひよONLINE

現在4歳の長女と生後8ヶ月の長男の子育てに奮闘中のママライター、“はやしなお”です。現在は子育て中心の生活をしながら、在宅で学生の勉強のお手伝いなどをしています。29歳で長女を出産、33歳で長男を出産しました。私の初めての妊娠に両親や義理の両親も大喜び。されど…。私の経験をお話します。

「干渉」と「やさしさ」は、紙一重… 


1人目を妊娠したときのこと。おなかの赤ちゃんは私の両親にとっては初孫で、妊娠報告をした際は、それは、それは喜んでくれました。しかし、おなかの赤ちゃんの誕生を心待ちにするあまり、妊婦である私の行動を心配することが増えていったのです。

私はもともとお出かけ好き。つわりがそれほど重くなかったこともあり、体調が悪くない日は、これまでと変わらず頻繁に外出していました。そんな私に両親は、行き先などを矢継ぎ早に質問してくるのです。そして必ず「おなかの赤ちゃんにもし何かあったらどうするの?」と心配そうに言うのでした。

気持ちがわからなくはありませんでしたが、そんなに神経質になってばかりもいられません。私だってマタニティライフを楽しみたいのです。心配してくれる気持ちをありがたく思う反面、少し面倒だなと感じるようになりました。

「今は昔と違うから」と言うのは、口先だけ!? 


私の母はよく「私のころと今はもういろいろと変わっていて、新しいことはわからない」と話していました。

世の中にはいろいろと自分の子育ての経験談や価値観を押しつけてくる人がいるというのをニュースなどで耳にしていた私は、「母は古い考えでなくて良かった!」と安心していました。でも、終始そうはいかなかったのです。

母と腹帯の話をしていたときのこと。私は腹帯の締めつけ感がどうも苦手で、腹帯はしていませんでした。そんな私に母は「腹帯は昔からの習慣で意味があってするのだからした方がいい」とすすめてきました。

後日、妊婦健診の際に腹帯はした方がいいかとたずねてみました。すると「息苦しいのであれば今はしなくても大丈夫。おなかが大きくなってくると、腹帯をした方が支えられて楽に感じるようになってくるから、そのときにしてみるといい」と医師がアドバイスをしてくださいました。

すると、母のすすめを素直に聞かずに、医師に聞いたことが面白くなかったのか、母は不機嫌になりました。私はその様子についイラっとし、「口出さないでよ」と…。言った後に言い過ぎたと思ったものの、すでに遅し。数日間、険悪なムードでした。

送られてきた“靴下”。さりげないやさしさに感謝


一方、義両親にとっては久しぶりの孫で3人目の孫。8年ぶりの孫ということで、とても喜んでくれました。義両親からは干渉といったようなことは全くありませんでした。嫁の子ということで、少し気を遣わせてしまっていたのかもしれませんが…。

体調を気遣って電話をくれたり、お手紙と一緒に「足を冷やさないでね」と靴下を送ってくれたりと、いつも優しさを感じていました。

実母にばかりに出産準備や子育てのことを聞くのではなく、義母にも夫を子育てしたときの話などを聞き、いろいろとアドバイスをもらうようにしていました。

両親も義両親も、それぞれ形は違っても、私の体を心配し、生まれてくる赤ちゃんのことを楽しみにしてくれていました。心配でいろいろと言いたくなる気持ち、言いたい気持ちをぐっとこらえて見守るやさしさ。どちらも母親になった今ならよく理解できます。両親や義両親の干渉は、その裏には子どもや孫を思う優しさが込められていることをわかって、感謝できるような心のゆとりを持つことが、上手に向き合うコツなのかなと思います。

[はやしなお*プロフィール] 
子ども好きで、幼いころの夢は保育士さんになること。教員免許も取得し、塾講師や家庭教師といった仕事も経験しました。今は在宅で仕事をしつつ、子育て第一に子どもたちとの時間を大切に過ごしています。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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