ボーイスカウト 多摩第3団 発団50周年 3日に記念式典
多摩市を中心に活動するボーイスカウト東京連盟多摩第3団(長谷川洋団委員長)が今年、発団してから50周年を迎えた。同団には小学1年から20代の約50人が加盟している。4月には入隊式などを行う中、5月3日(土)に開かれる記念式典に向け準備を行ってきた。
ボーイスカウトは子どもたちの好奇心や探求心にこたえる活動を通して、心身ともに健全な人材を育成することを目的としている。
多摩センター駅周辺の施設や公園などで活動する多摩第3団は1975年10月19日に発団。すでに近隣には多摩第1団、多摩第2団があったが、子どもたちの増加により多摩第3団が誕生した。その後、第4団までできたが、現在活動を継続しているのは第1団と第3団のみになっている。
5つの隊で活動
発団当時15人でスタートした多摩第3団は、現在小学1年から26歳まで、年代別に5つの隊に分かれ活動している。栗拾いや釣り、草すべりなどの活動から、さまざまな体験会、火起こし、登山、キャンプ、合同行事などを行っている。合同行事として、5月に行われる「こどもまつり」に参加しており、募金活動や来場者が楽しめる催しなどを行っている。
自身の子どもが2005年に多摩第3団に入ってから、20年ほど団に携わっている長谷川洋団委員長は「子どもたちが大きく成長してからも、ボーイスカウトに関わってくれるという好循環が続いている。立ち上げ当初から携わっている方々が私たち現役世代に託して頂いているのも意義があると思う」と話す。
こどもまつりに参加
5月3日から5日(月)まで多摩センター周辺で開かれる「ガーデンシティ多摩センターこどもまつり2025」には今年も3日間参加する。
リニューアルオープンした多摩中央公園で6年ぶりにモンキーブリッジを設置し、来場者に楽しんでもらう。また、募金活動も行っており、今年は林野火災に被災した大船渡へ送る義援金を募る予定だ。
3日のこどもまつり終了後には、パルテノン多摩小ホールで記念式典を行う。式典は2部制で、阿部裕行市長などを招いたセレモニーの後に、多摩第3団の50年の歩みを振り返る資料映像の紹介やオリジナルソングを披露する。長谷川さんは「今の子どもたちは50年と言われてもピンと来てないように見えますが、みんなで同じ歌を練習している光景を見るとほほえましいですね」と話していた。