「窓のサッシ掃除」むしろ汚れが広がる3つのNG行動”→「水で流してた」「ダメなんだ」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。ホコリ・髪の毛・砂など、複合的な汚れが溜まる「窓のサッシ」。定期的な掃除を心がけたい場所のひとつですが、避けた方がいいお手入れ方法もあるんです。そこで今回は、“窓のサッシ掃除”でやらない方がいい「NG行為」をご紹介します。
NGその1.いきなり水を使う
窓サッシに溜まる汚れのほとんどは「乾いた汚れ」です。ホコリ・砂・髪の毛はすべてドライな汚れなので、初めから水を使うのは逆効果。汚れが水分を含むとベタつき、かえって広がるため掃除の手間が増えます。
乾いた汚れに対しては、ブラシや掃除機で取り除いてから水を使うのが基本です。ドライな汚れを取り除いた後に、中性洗剤や水拭きで仕上げましょう。
NGその2.雑巾で同じ場所を何度も往復する
水拭きの仕方にも、キレイに仕上げるコツがあります。汚れを落とすために、濡れぞうきんでサッシを何度も拭く。このやり方自体は間違っていないのですが、“同じぞうきんで何往復もする”のはNGです。
汚れが付着したぞうきんで何度も往復すると、汚れが広がるうえに拭きムラができます。水拭きをする場合は、その都度ぞうきんを洗うか、面を変えるとキレイに仕上がりますよ。
NGその3.ティッシュでこする
窓のサッシ掃除にティッシュを使うと、手軽で簡単にお手入れできそうな気がします。しかし、ティッシュを掃除道具として使うのはあまりおすすめできません。
ティッシュは水に弱く、すぐにボロボロになります。また、サッシに砂などの凹凸のある汚れがあると、繊維が引っかかって余計に汚れることも……。
ティッシュが残ったまま水洗いすると、ボロボロになったティッシュが詰まりかえって汚れます。「掃除した後の方が汚れている」なんてことになりかねませんので、ティッシュの使用は避けた方が無難です。
窓のサッシ掃除は正しい方法で
繰り返しになりますが、窓のサッシは「ゴミを取り除いてから水拭き」が正しい手順です。いきなり水を使うのは避け、ティッシュではなくブラシを使ってゴミを取り除きましょう。
ぞうきんが面倒な方は、使い捨てできるウェットティッシュやキッチンペーパーがおすすめ。適切な方法でお手入れをして、サッシの汚れをくまなく取り除いてくださいね。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア