静岡学園中の10番、石﨑鉄将が“ゴラッソ”!試合には敗れリベンジ誓う<静岡県中学総体サッカー決勝>
7月29日に藤枝総合運動公園サッカー場で行われた静岡県中学総体のサッカー決勝で、静岡学園のトップ下、石﨑鉄将(3年)が鮮やかな同点弾を決めた。試合は浜松開誠館に1−2で敗れ、10番を背負うテクニシャンは「東海大会の決勝でリベンジしたい」と雪辱を誓った。
富山県からやって来たテクニシャン
スタンドのどよめきを誘う石﨑の“ゴラッソ”が生まれたのは後半3分だった。敵陣中央でこぼれ球を拾うと、ドリブルで左サイドへボールを運んだ。
体を左右に揺らして、プレスを掛けてきたDF2枚を揺さぶり、一瞬の隙をついて2人の間に生まれたスペースへ。ワンタッチで2人を置き去りにした後、角度のない位置から右足でカーブを掛けたコントロールショットを放った。
「ああいうシュートは得意なので狙っていた」。ボールはきれいな弾道を描き、ゴールの右上に吸い込まれた。
石﨑は富山県出身で、小学時代は北信越トレセンに選ばれたことも。静岡学園OBでジュビロ磐田で活躍する古川陽介に憧れ、静岡学園の門をたたいた。
「今日は自分のクリアミスで先制され、チャンスもあったが決めきれなかった。東海では優勝して、全国もそのままの勢いで優勝したい」。きっぱりと言い切った。