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下鶴間在住志田さん モーグルで頂に挑む ジュニア五輪入賞を報告

タウンニュース

古谷田市長を表敬訪問した志田さん(右)

下鶴間在住の志田掬之助さん(13)がこのほど、富山県で開催された「JOCジュニアオリンピックカップ2025全日本ジュニアスキー選手権大会」で9位に入賞した。これを受けて3日、志田さんは古谷田力市長に入賞を報告、モーグル競技での活躍を誓った。

同大会は公益財団法人全日本スキー連盟(SAJ)が主催し、SAJポイントリストにおいて5ポイント以上保有している選手のみが出場できる。志田さんは、中学の部の「モーグル」と「デュアルモーグル」に出場し、全国のライバル33人と優勝を争った。

モーグルとデュアルモーグルは、雪上のコブ斜面を滑り降りるスキー競技で知られる。モーグルは一人で滑り、ターン、エア(ジャンプ)、スピードの3つの要素を採点し、総合点を競う。

デュアルモーグルは、2選手が並んで同じコースを同時に滑り、3つの要素や順位を加味して勝敗を決める競技だ。

志田さんはモーグル種目で12位、デュアルモーグルで9位入賞した。SAJポイントリストは121位から51位に上昇、大会終了時点で同年代の中では日本最高位となった。大会を振り返り、「来年のW杯で使用される予定の難しいコースを滑り切ることができて良かった」と、充実した表情を浮かべる。

モーグルを始めたのは小学4年生の頃。3歳の時から家族レジャーで親しんでいたスキーで、たまたまコブを滑り始めたことがきっかけだった。

12月から5月ごろのシーズン期間中は岐阜県まで片道約6時間を父の龍太さん(40)に車で送迎してもらいながら、練習に励んでいる。

志田さんは「モーグルに集中できるのは両親の支えがあるからこそ。競技を続け、常に上を目指したい」と話していた。

試合中の志田さん

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