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別荘地だった頃の興津のお噺し

アットエス

2025年2月16日放送の「静岡市歴史めぐりまち噺し」。今日は、別荘地だった頃の興津のお噺しです。
語り:春風亭昇太

現在の静岡市清水区興津。古くから「清見潟」と呼ばれる海岸があり、富士山と薩埵峠、三保松原を臨む東海道の景勝地として知られていました。

江戸時代の浮世絵には海から見る興津の風景が雄大な富士山とともに描かれています。

明治22年、東海道本線が新橋駅から神戸駅まで全線開通し、これをきっかけに気候が温暖な興津は大物政治家たちの別荘地として注目されるようになりました。

明治維新の立役者のひとり井上馨は、明治29年、別邸として「長者荘」を建てました。

5万坪といわれる広大な敷地には本館・別館・庭園があったほか、農園でミカン栽培も行われていました。

井上馨は明治政府で外務大臣を務めると、不平等条約の改正に尽力し、東京に鹿鳴館を建てたことでも知られています。

明治の元老、西園寺公望は大正8年、別荘「坐漁荘」を建てました。

清見潟の風景と共に京風の和風建築の坐漁荘が描かれた絵はがきが残っています。

政治家・財界人・小説家など、興津にゆかりの多くの著名人が訪れていた旅館「水口屋」。

日本研究で知られるアメリカ人スタットラーが著書「日本の宿」で水口屋を紹介したことで、海外にもその名が知られていたといいます。

静岡市歴史めぐりまち噺し、今日のお噺しはこれにて。 <!-- tag:/area:静岡市清水区 -->

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