「いつもキッチンがキレイな人」が置かない“3つのもの”「意外!」「逆にメリットがあるんだ」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)で整理収納アドバイザーの三木ちなです。すっきりと片付いたキッチンを維持するために、あれこれいろいろな収納を試してきたわたし。その過程を経て、“ものを持ちすぎないこと“が一番の近道だと学びました。ここでは、キレイなキッチンを無理なく維持するために、わたしが「置かないもの」をご紹介します。
1.キッチンツールの壁掛け収納
壁を有効活用して収納スペースを増やせる、壁掛け収納。つっぱり棒を使えばフックを取り付けられない場所でも、たくさんの“吊るす収納”をつくれます。
しかし、気軽に収納を増やせるメリットが仇になることも。壁掛け収納はフックさえ足せば、いくらでも収納できてしまいます。それゆえに、ものを買うハードルが下がって物量が増える原因になるんです。
スペースを有効活用できたとしても、見た目はものだらけなので乱雑な印象になりがち。出しっぱなしの収納はホコリや調理中の油で汚れるデメリットもあるので、キッチンツールの壁掛け収納アイテムはあまり置きたくないもののひとつです。
2.キッチンマット
ずっと、「キッチンにマットは敷くもの」だと思っていたわたし。でもあるとき、「いっそのこと捨ててしまった方が、掃除はラクかも……」とひらめいたんです。
“マットの洗濯“という名もなき家事から解放されるうえに、買い替えのコストもゼロ。キッチンマットを敷いていないと床が直に汚れるので、自然と掃除をするクセがつきました。
掃除機をかけるときも、いちいちマットをどかすひと手間が不要になりプチストレスも減。マットを使っていた頃より見た目もすっきり整って家事負担も減り、まさに一石二鳥です!
3.めったに使わない小瓶の香辛料
スパイス系の小瓶調味料は、100円程度で買えるお手頃さが魅力。しかし、いつの間に数が増えて置き場所に困ります。かつてのわたしもそうでした……。
置き場所問題もそうですが、もうひとつ「使い切れない」のも問題。開封後の期限はそれほど長くないので、結局ロスしてしまうケースが多いんです。
期限内に使い切れないことを経験したわたしは、新規の小瓶をほぼ買わなくなりました。常備するのは、確実に使い切れる七味・山椒・ラー油くらいにとどめていますよ。
「持たない」が正解のこともある
「なくても困らないものは持たない」という暮らしは、キレイなキッチンの第一歩です。必要最低限のものに囲まれている空間は、無理をしなくてもスッキリ整います。「ものが多いかも……」と思った方は、手放しても困らなそうなものやロスしがちなものがないか見直してみましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア