塚越中田中さん 作文でW受賞 素直な気持ちつづる
塚越中学校(幸区塚越)の3年生・田中ひよりさん(14)がこのほど、「WFPチャリティーエッセイコンテスト2024」(以下「チャリティーコンテスト」)で審査員特別賞、「第6回おおぞら全国中学生なりたい大人作文コンクール」(以下「大人作文」)で優秀賞を受賞し、喜びを語った。
「チャリティーコンテスト」は国連世界食糧計画の公式支援窓口である認定NPO法人国連WFP協会が主催。応募1作品につき給食2人分(60円)が協業企業からWFPに寄付される。「大切さを考えよう私たちのごはん」をテーマに、小学生から大人まで合計2万2674通のエッセイが寄せられた。
「大人作文」は学校法人KTC学園などが主催。「なりたい大人」をテーマに、全国の中学生から2万7466通が集まった。
田中さんは夏休みの宿題で2つのコンテストに応募。「WFP」では「『当たり前』をありがとう。」というタイトルで、コロナ禍を経て感じた給食のありがたさをつづった。「授業でWFPのことは知っていた。チャリティーというのも魅力的だった」と振り返る。「大人作文」では将来の夢を語る作品が多い中、「気づく」というタイトルであえて夢を描けない現状を吐露。正直な感情の動きが受賞につながった。
好きな科目は国語で、スピーチの授業が印象に残っているという。「自分で考えて発信することが好き。これからも気持ちを素直に表現していきたい」とほほえんだ。