【倉敷市】Kurashiki Christmas Market 2024(2024年12月13・14日開催)~ 2万人以上の来場客で倉敷アイビースクエアが賑わった夜
「クリスマスマーケット」を知っていますか。
14世紀のドイツで始まったとされるクリスマスマーケットは、11月下旬から12月24日頃までのアドベントと呼ばれる期間に開催される冬の風物詩です。各地の広場や街角に木製の小屋が並び、クリスマスに関連する装飾や雑貨、食べ物や飲み物が販売されます。
本場ヨーロッパ発祥のクリスマスマーケットですが、日本でも年々人気が高まり、多くの都市で開催されています。
倉敷でも、倉敷アイビースクエアを会場に2023年からクリスマスマーケットが始まりました。
2024年は、12月13日(金)と14日(土)の二日間にわたって開催。2万人以上の来場客で賑わったKurashiki Christmas Market 2024のようすを、紹介します。
「Kurashiki Christmas Market 2024」とは
2024年12月13日(金)14日(土)の午後4時~午後9時まで、倉敷アイビースクエアを会場に開催されたKurashiki Christmas Market 2024(以下、「倉敷クリスマスマーケット」と記載)。
57の出店者がこの日のために用意した、クリスマスらしいフードやサービスなどが提供されました。
出店者は、以下のとおりです。
2万人以上の来場客で大盛況を収めた倉敷クリスマスマーケット
公式Instagramの発表によると、二日間の来場者数は二万人以上。
二日間とも開場前から行列ができ、イベント終了の午後9時までお客さんが絶えない、まさに「大盛況」の言葉がぴったりのイベントでした。
私も昨年(2023年)の倉敷クリスマスマーケットが非常に楽しかったので、当日を心待ちにしていた一人です。
13日の午後4時~6時頃と14日の午後5時30分~午後8時30分頃まで会場に足を運んできたので、エリアごとに当日のようすを紹介します。
飲食や大道芸ステージで盛り上がった中庭広場や陶芸教室前
倉敷クリスマスマーケットの開催を控えた11月上旬。
倉敷アイビースクエアの中庭広場には、岡山出身の装飾家・能勢聖紅さんが装飾を施した高さ5mのクリスマスツリーの展示が始まりました。
赤いオーナメントがちりばめられたクリスマスツリーが非常にかわいらしく、連日写真撮影を楽しむ人で賑わったこのクリスマスツリーを中心にのべ39店の飲食店が並んだ中庭広場。
鉄板焼きやラザニア、おにぎりなど多彩なジャンルのお店がどこもできたての温かいお料理を提供してくれるので、会場中が良い匂いに包まれます。
クリスマスマーケットは寒い時季に開催されるので、本場ドイツやオーストリアでも重宝されるというホットワインをはじめとしたホットドリンクも勢ぞろい。
クリスマスらしいスイーツは包装されているものも多く、家族へのお土産や週末に会う予定の友人へのプレゼントにもちょうど良さそうです。
ステージでは、両日ともけん玉パフォーマーISAMUさんによる大道芸も催され、大技の数々に会場中が歓声に包まれる場面もありましたよ。
ステージにはペガサスキャンドルのキャンドルが灯され、幻想的な雰囲気のなかのパフォーマンスに思わず見入ってしまいました。
14日は飲食の参加店舗が増えたため、陶芸教室前の通りにも飲食のテントが並びました。
2023年は飲食の出店が中庭広場だけだったので、会場が増えたことからも倉敷クリスマスマーケット2024のパワーアップ感が伝わってきます。
クリスマスらしい雑貨やワークショップが目白押しのアイビー学館
アイビー学館には、13の雑貨やワークショップが出店。
クリスマスらしいスノードームやキャンドルだけでなく、お正月飾りにもなるかわいらしい鏡餅も発見しましたよ。
子どもでも参加できるワークショップも多数あったので、家族連れの来場者が多く見られました。
また、倉敷で生まれた和種ハッカ「秀美(しゅうび)」を原料としたアロマ雑貨を扱う倉敷薄荷陳列所(くらしきはっかちんれつじょ)や、倉敷で活動する障がいのある子を持つ保護者のハンドメイド作品を扱うhandmadeウサギなど、倉敷らしさのある出店も見られました。
倉敷クリスマスマーケットを通して、来場者に倉敷市内で活動するさまざまな団体のことを知ってもらうきっかけとなったようでした。
ゆったりとお食事を楽しめる愛美赤煉瓦館
中庭広場、陶芸教室前、アイビー学館は人が多すぎて落ち着けない、という来場者のかたは、愛美赤煉瓦館(あいびーあかれんがかん)へ。
愛美赤煉瓦館は空調も効いて暖かいなかで、購入したお食事を楽しんだり、この後どこへ行くか作戦会議をしたりするのにうってつけ。外のにぎやかさとは対照に、ゆったりとした時間が流れていました。
館内にはプロジェクターで会場マップが大きく映し出されていましたよ。
私も13日は休憩に、14日はお食事に赤煉瓦館を利用しました。
おわりに
14日の閉場間際、会場で実行委員の長原かなえ(ながはら かなえ)さんに二日間の感想を尋ねると
「昨年のクリスマスマーケットが好評だったので、今年も昨年のようにお客さんが来てくれるか準備している間は不安でした。しかし、実際に始まってみるとたくさんのお客さまが来場してくださり、大盛況の言葉がぴったりの二日間になって本当にうれしいです」
と笑顔で語っていました。
夜の長い12月。
ついつい家にこもってしまいがちですが、クリスマスらしい雰囲気とおいしい食べ物や楽しいワークショップであふれる倉敷クリスマスマーケットには、ベビーカーを押す家族連れやカップル、仕事帰りの会社員や制服姿の学生など多くの人が集まりました。
今年で二年目の倉敷クリスマスマーケット。これから倉敷の冬の風物詩となっていくのが、楽しみです。