「みやじマリン 宮島水族館」に行ってみた 生き物とのふれあい充実&距離がぐっと縮まる!【広島県廿日市市】
広島県廿日市市からフェリーに乗って約10分。厳島神社で有名な宮島には『みやじマリン 宮島水族館』があります。
触れ合いコーナーが充実しており、生き物との距離がぐっと縮められる宮島水族館。実際に訪問して感じた、その魅力をレポートします。
厳島神社を越えた先へ まるで秘境な気分を感じる<宮島水族館>
宮島といえば厳島神社。宮島水族館は、この厳島神社を越えた先に位置しています。
厳島神社は、平清盛に由来する世界遺産で、海上に立つ朱色の回廊が美しい神社です。引き潮時には大鳥居まで歩いて行けるため、鳥居の真下まで寄り道をしながら水族館を目指すのもおすすめです。
お土産屋さんを覗いたり、野生の鹿と出会ったり、海を眺めたりしながら20分ほど歩くと、宮島水族館が姿を現します。
島を散策した先にたどり着く立地は、まるで秘境を見つけたかのような特別な気分にさせてくれます。
日差しが強く、水族館まで外を歩く必要があるため、真夏に行くのであれば帽子か日傘を持っていくのがおすすめです。
宮島水族館の充実した触れ合いコーナー
宮島水族館は2階建ての小ぶりな水族館ですが、印象的だったのは、生き物と実際に触れ合えるコーナーの充実ぶりです。
「ふれあいの磯」では、ただ触れるだけでなく、裸足で水の中に入れる“ジャブジャブタイム”もありました。休憩中との立て看板もあり、魚への配慮が為されているのも見受けられます。
さらに、箱めがねで直にのぞける水槽や、フンボルトペンギンに触れられるイベントも。生き物を眺めるだけでなく、距離を縮めて生態を体感できる工夫が凝らされています。
離れの憩い場「はつこい庵」
1階で外に出られるドアを見つけ、「どこに続くのだろう?」と思いながら小道をしばらく進むと、鯉や金魚をメインに展示している「はつこい庵」に辿り着きました。
東屋のような趣のある離れで、和の美しさを感じられる空間です。特に、大きな屏風を模した水槽は、色とりどりの光がたくさんの鯉たちの鱗を煌めかせ、圧巻の光景でした。
さらに、こちらでも生き物と触れ合える展示があります。水の中に手を入れるとたくさんの魚たちが集まり、特別な体験を楽しむお客さんの声で賑わっていました。
広島ならではのオリジナルグッズ
宮島水族館では、千羽鶴を再生紙として甦らせたオリジナルグッズを販売しています。世界中から平和への願いを込めて寄せられた千羽鶴を、障がいのある方々が再生し形にしました。
イラストデザインは、生き物が描かれた雑貨などを制作・販売するかめいち堂の田島亮一さんです。
和紙のような紙質と、千羽鶴を再生したことで生まれるカラフルな色合いは、ここでしか手に入らない特別な一品。ノートのほか、メモ帳や一筆箋、コースターなどもありました。
なお、オリジナルグッズは、宮島水族館のオンラインショップからも購入可能です。
宮島水族館の基本理念は「いやし」と「ふれあい」
宮島水族館は、「いやし」と「ふれあい」を基本理念に、参加・体験型の水族館を目指しているそうです。確かに、生き物の生態が体感できたり、学べたりするポイントが随所に散りばめられています。
広島・宮島に訪れた際には、ぜひ厳島神社の参拝と合わせて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。他の水族館では味わえない特別な体験がいくつできるか、探してみるのもおすすめです。
(サカナトライター:Miyuki)