市社協 ICT活用で運営円滑化 災害ボラセン設置訓練
茅ヶ崎市社会福祉協議会主催、茅ヶ崎市協力の災害ボランティアセンター設置運営訓練が2月10日、茅ヶ崎市民文化会館展示室で行われた。
ICT(情報通信技術)を活用し、運営業務の効率化や利便性を確認。また神奈川県社協と連携をはかることで外部団体との協働を実践し、本番を想定した運営を体験することなどが狙い。
開催に先立ち、事前にボランティアの登録受付などを災害支援アプリ「kintone」を活用して管理。当日は、災害ボランティアのニーズ受け付けをシミュレーションし、内容をアプリに入力。ボランティアセンターを開設し、受付等にもアプリを活用するなどした。
参加者からは、「電波状況や、機器が使えない際の想定を」などのアナログ想定や、「要約した書類を見られると良い」など、一層のICT活用を望む意見もあった。
県社協担当者は、「ICTを活用することで、広域連携に向けた情報発信ができ、生まれた時間を、きめ細やかな被災者支援にまわすこともできる」と紹介。市社協の若林英俊事務局長は「今やICT化が普通になっている。県や市と連携して、本番がこないことを祈りながら準備は進めていきたい」と話した。