初代タイトルは日本が誇るシューター、金丸晃輔! データで振り返るBリーグガイド!〈シーズンベスト3PT成功率賞その①〉【バスケ/Bリーグ】
Bリーグ歴代3ポイント王①
開幕9シーズン目を迎えた国内プロバスケットボール・Bリーグ。今やその人気はプロ野球やJリーグといった“メジャースポーツ”にも引けを取らないレベルまで到達し、強豪クラブのチケットは入手困難になるほど。『ラブすぽ』では今回、そんなBリーグの歴史を過去のシーズンベスト3PT成功率賞の受賞選手とともに振り返ります!
【全3回の第1回】
2016-17ベスト3PT成功率賞
金丸晃輔(シーホース三河)
3ポイント成功率:42.6%
近年、バスケ界でそのプライオリティがさらに高まっている3ポイントシュート。アウトサイドから高確率でシュートを決める「シューター」の代名詞でもありますが、現代バスケではセンターやパワーフォワードの選手にもアウトサイドシュートの精度が求められるようになってきています。そんな3ポイントをもっとも高確率で沈めた選手に贈られる「ベスト3PT成功率賞」、Bリーグ初年度の初代王者は、日本が誇るシューター・金丸昂輔選手です。このシーズンの金丸選手は235本中100本の3ポイントを成功させ、成功率42.6%を記録。タイトルはこの一度のみですが、以降も毎シーズンコンスタントに高い成功率をマークしており、2020年3月15日の横浜ビー・コルセアーズ戦ではBリーグ歴代最多タイ記録でもある1試合11本の3ポイント成功、日本人選手最多の1試合45得点をマーク。佐賀バルーナーズに在籍する今もなお、高確率の3ポイントは相手クラブの脅威となっています。
2017‐18ベスト3PT成功率賞
喜多川修平(栃木ブレックス)
3ポイント成功率:41.7%
Bリーグ2代目のベスト3PT成功率賞は、喜多川修平選手。前年の開幕シーズンは琉球ゴールデンキングスに在籍し、ここでもシーズン45.7%という高い成功率を記録しましたが、栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)移籍1シーズン目もチームのアウトサイドの攻撃を担い、見事にタイトルを獲得。宇都宮には2022‐23シーズンまで在籍し、翌シーズンから越谷アルファーズへ移籍。移籍1年目はB2を舞台に3ポイント成功率42.9%をマークするなど、相変わらずのシュート精度を披露し、クラブのB1昇格に貢献。今シーズンは自身2シーズンぶりのB1を舞台に活躍を続けています。
2018-19ベスト3PT成功率賞
石井講祐(千葉ジェッツ)
3ポイント成功率:45.2%
2018-19シーズンのタイトルホルダーは石井講祐選手。富士通で営業マンとして働きながら実業団でプレーし、トライアウト、練習生契約を経て入団した異色のBリーガーが、B1の舞台で躍動。同シーズンは199本中90本の3ポイントを沈めて見事にタイトルを獲得。その後、サンロッカーズ渋谷を経てシーホース三河へと移籍。昨シーズンは3ポイント成功率が20%台に落ち込みましたが、今シーズンは再び復調。プレータイムが限られる中でも40%を超える3ポイント成功率を記録し、復活を印象付けています。
【第2回へ続く】
文・花田雪