【福岡・天神】遂に開業!ワンビルのグルメスポット、どう楽しむ?
2025年4月24日、天神の新たなランドマーク「ONE FUKUOKA BLDG.」(以下、ワンビル)が遂に開業しました。ワンビルは地上19階、塔屋1階、地下4階で構成された大型複合ビル。九州初上陸や新業態のショップ、随所に展示されたアートも話題です。
入居テナントの一覧は公式HPを参考にするとして……、今回は“食”にスポットを当て、気になるお店やフロアをチェックしてきました。
※■カフェ、スイーツが大充実!
ワンビルには、つい立ち寄りたくなるカフェやスイーツ系のお店が大充実!まずはふらり、カフェで甘いものや軽食を楽しんでみました。
【1F】ピエール マルコリーニ ワン・フクオカ・ビルディング店
最初に訪れたのは、ワンビルの北東側1階にオープンしたこちら。ベルギー王室御用達のチョコレートブランド「PIERRE MARCOLINI(ピエール マルコリーニ)」の、九州エリア2店舗目となる直営店です。「ピエール マルコリーニ」といえば、カカオ豆の買い付けからチョコレートの商品化までを一貫して手がける「Bean to Bar(ビーン トゥ バー)」のパイオニア!
「パフェ ア ラ ミニュット スペシャリテ ショコラ」(単品1,980円・左)や、「ワッフル ア ラ ミニュット ドゥ セゾン」(ティーセット2,640円・右)
チョコレートのアソートボックスやマカロンなど、こだわりの詰まった商品の購入はもちろんのこと、42席(うち6席はテラス席)あるカフェが併設されているのも魅力。特別なマシーンで常に撹拌し、“できたて”を提供しているアイスクリーム「タービネ ミニュット」や、それを使ったカフェ限定メニューは特に見逃せません。パーツのそれぞれが美味なパフェ、とろけるアイスが絡む焼きたてワッフル、カカオティーも格別のおいしさでした。
「ショコランブル 八女抹茶 オレ」(テイクアウト864円・左)、「フィナンシェ フレ/ショコラ、カス ノワゼット」(テイクアウト1個405円、イートイン1個413円)
さらには「ワン・フクオカ・ビルディング店」限定メニューもお目見え。「ショコラを“ランブル”=気軽に持ち歩いてほしい」との思いで生まれたテイクアウトチョコレートドリンクには、同店限定の「八女抹茶 オレ」が登場。店内で焼き上げ提供する「フィナンシェ フレ」は全国の直営店に先駆けての販売となり、外はサクッ、中はしっとり風味豊かな味わいがたまりません。
【2F】CAFÉ KITSUNÉ(カフェ キツネ)
2階にはファッション・音楽・カルチャーを発信するショップが揃い、パリと東京を拠点にするライフスタイルブランド「MAISON KITSUNÉ(メゾン キツネ)」と「CAFÉ KITSUNÉ」も九州初上陸。福岡限定メニュー「French Toast」をはじめとしたフードや自家焙煎のコーヒーなどを楽しめます。シーズナルドリンク「Sakura Matcha Latte」(950円・写真右)も可愛い〜!
【3F】SPIRAL GARDEN(スパイラル ガーデン)
東京・南青山のアートセンター「SPIRAL(スパイラル)」も九州初上陸!「アーティストの自由な発想とみずみずしい表現にいつでも誰でも気軽に出会える“都市の公園”」をイメージしたギャラリー・カフェ・ショップの複合型店舗となっています。アーティスト・村山大明さんのインスタレーションや販売されている器も素敵でした。
「九州産朝引き鶏のバインミーフォカッチャサンド」(980円)、「フルーツスカッシュ(クラフトシロップ+ソーダ)」(600円)
奥のカフェも開放感があってとても居心地が良いです。九州食材をふんだんに使ったフォカッチャサンドやパスタ、スロージェラート、オリジナルブレンドのコーヒーやナチュラルワイン、サワーやクラフトビール……とメニューも充実!
※■おいしいドリンクをお供に、休憩?仕事?
食べる、飲むだけでなく、ブレイクタイムや仕事が捗りそうな場所も発見!
【4F】福岡天神 蔦屋書店|SHARE LOUNGE
4階には、「これからにつながるお店」をコンセプトにした「福岡天神 蔦屋書店」がオープン。九州エリアで3店舗目かつ、約150席を備えた九州最大規模の「SHARE LOUNGE」にも驚きました。窓際席や半個室ブース、複数人で利用できるボックス席や最大8名まで使用できる会議室まであり、本を読みながら仕事するもよし、休憩するもよし。利用者が自由に楽しめるフリースナック&ドリンクは約80種類。アルコールプランならバドワイザー、ヒューガルデンのベルギーホワイト、ハイボールも自由に飲むことができます。
*料金等の詳細は▶︎コチラ
【6F】SKY LOBBY|REC COFFEE
6階、7階は開放感のあるスカイロビーフロア。6階の一角にある自家焙煎のスペシャルティコーヒー専門店「REC COFFEE」で飲み物を購入した人やオフィス入居者が自由に利用できるスペースとなっています。「創造交差点」をコンセプトに掲げるワンビルをイメージしたという限定の「ワンビルブレンド」も提供。“華やかでパワフル、エネルギッシュで複雑な味わい”だそうで、こちらも気になります。
※■ランチ・昼飲み・ディナーまでオールデイ!
時間を問わずに食事やお酒を楽しめる、気になるお店が目白押し!
【1F】THE CONTINENTAL ROYAL & Goh
先日の記事で試食会の様子をお届けした「THE CONTINENTAL ROYAL & Goh(ザ コンチネンタル ロイヤル アンド ゴー)」も覗いてきました。入口側は開放感あふれるカウンター&テーブル席、奥はクラシカルな雰囲気のソファ席となっており、どちらも素敵! ランチセットやディナーにぴったりのコース、アラカルト、サクッと飲みたくなるドリンクも多彩にあったので、またゆっくり伺いたいと思います。
【5F】天神福食堂
まずは入口のモニターで席状況を確認。モバイルオーダー用の二次元バーコードが印字されたプレートをとってお好きな席へ
平尾の人気イタリア料理店で、学校などの食堂事業も手がける「リングラッツェ」と西日本鉄道がタッグを組んだ新スタイルの食堂も大賑わい。11:00~15:00はランチ、15:00~20:00は軽食やお酒を気軽に味わえる“アペリティーボタイム”となっていて、こちらもオールデイ自由に楽しめます。
手作りケチャップの甘味やもっちりとした太麺が決め手の「ナポリタン」(800円・右)
食堂としては天神最大級! 室内・テラス席合わせて209席あり、開放的でスタイリッシュな空間に惹かれます。パスタなどの洋食から丼、うどん、ラーメン、定食といった食堂らしいメニューも多彩。どれも1,000円以下という良心価格で味わえます。
※2025年5月3日(土・祝)〜6日(火・振休)は店休日
【B1F】天神のれん街
鮮魚自慢の「ざうお」をグループ店にもつ大衆食堂「大衆酒場 多幸橋本店」
地下1階の「天神のれん街」は、モダンな賑わいの“コミチ”をイメージした飲食ゾーン。県内唯一となる「大衆酒場 多幸橋本店」や、人気ラーメン店「博多一双」の新業態で「濃厚豚骨つけ麺」を主役に掲げる「博多一双 雙(たぐい)」など、地元の名店や全国区の人気店7店舗が軒を連ねています。
個人的にもんじゃ焼きと盛岡冷麺が大好きなので、九州初上陸の「月島もんじゃ たまとや」と「和牛一頭焼肉 手打ち冷麺 房家」にも早く行きたい!
【B1F】iiTo TENJIN
九州に特化し、厳選した地酒が揃う「立ち呑み たたんばぁ」。このちょい渋な佇まいにもそそられる!
同じく地下1階には、天神エリア最大級の450席を誇るフードホール「iiTo TENJIN」も。シーンに合わせて利用出来る客席レイアウトや、時間帯によって変化する照明によって居心地の良い空間を演出しているそうです。
ビストロ、パスタ、ビアバー、サラダボウル専門店など8店舗が並ぶなかで、私が一番気になったのは「立ち呑み たたんばぁ」。ドリンクは1杯400円〜、おつまみは1品100円〜と破格です。天神のど真ん中でせんべろが楽しめるなんて、最高では!?
※■テイクアウトフード&スイーツも多彩!
地下鉄直結の地下2階は、日常に彩りを添えてくれるフード&スイーツフロア。ランチや夕食用にテイクアウトしたり、手みやげを探したり、何かと重宝しそうです。
【B2F】人気店の味を気軽にテイクアウト!
ローマ発祥の四角い切り売りピッツァの専門店「Pizza ar taio(ピッツァ アル ターイオ)」や、中華デリを販売する「中華料理 八仙閣」、「湯葉と豆腐の店 梅の花」のテイクアウト店「Umenohana KITCHEN」など、人気店や老舗が手がける新業態も続々。
福岡で50余年続く寿司店「高玉」の新店は、テイクアウトに加え、店内奥で購入品のイートインもできるようになっていました。今年3月、長丘に本店がオープンしたばかりのベーグル専門店「codomodo (コドモド)」の出店も気になります。
【B2F】手みやげにもぴったりのスイーツがずらり
福岡エリアに約9年振りの復活となった「クリスピー・クリーム・ドーナツ」は流石の大行列でしたが……食べるとやっぱりおいしい! 少しだけ温めて食べると格別ですよね。
薬院で人気のヘルシーカフェ「. AND READY」のテイクアウト専門店や、デニッシュとお持ち帰り専用のパフェを販売する「DE・NI&TheSpoon」、「キャンベル・アーリー」の手みやげ専門店、長崎県・平戸発の「キャラメル専門店 firando(フィランド)」など、こちらも目移り。
※■おうちご飯が楽しくなるショップも!
おうちご飯を豊かにしてくれるようなライフスタイルショップ、スーパーマーケットも登場。食材や調味料、食器など、お気に入りのアイテムが見つかるはず!
【B2F】AKOMEYA TOKYO(アコメヤトウキョウ)
お米好き必見のライフスタイルショップも九州初上陸。全国から厳選されたお米やご飯のお供、出汁などの食品、食器・調理道具まで、約1,600アイテム以上が揃います。精米歩合を選び1kg単位で購入できる「お米の量り売り」(1kg・999円〜)は、贈り物にしても喜ばれそう。
【3F】中川政七商店
オープンが待ち遠しかった「中川政七商店」の九州エリア最大の旗艦店もチェック。日本の工芸に根差した、衣食住にまつわる生活雑貨がズラリと並んでいます。波佐見焼の陶磁器ブランド「マルヒロ」の「RAMEN BOWL」にオリジナルの絵付けを施した、福岡天神店限定の「RAMEN BOWL」も登場していました。
【B2F】b!olala/【B1F】TAVERY WALKER
地下2階には、イオン九州が展開する新業態のスーパーマーケット「b!olala(ビオララ)」が開店。「オーガニック」「ナチュラル」「ヘルス&ウェルネス」「サステナビリティ」をコンセプトにした商品が並びます。
さらに、地下1階には、グロッサリーとレストランが融合した専門店「TAVERY WALKER(タベリィ ウォーカー)」も誕生。ワインや調味料、シェフ特製のデリなどが並び、こちらはイートインスペースも併設されています。
駆け足ではありましたが、ワクワクしながらワンビル内を散策して、ふとこんなことを思い出しました。「昔は買い物の予定がなくても、ふらっと天神に行ってたなぁ」って。福ビル、天神コア、ビブレが恋しいという声はまだまだ聞こえるものの、私自身年齢を重ねるとともに足が遠のいていたのも事実。ワンビルは居心地の良さを感じられるスポットが多く、広々と開放的なのも魅力的でした。これからまた新しく、自分ならではの楽しみ方を探して、ワンビルともっと仲良くなりたいと思います。今度は「ONE FUKUOKA HOTEL」のレストランにも行ってみたいな〜!