【鎌倉 イベントレポ】植木リトゥル・エコー・アンサンブル 第39回 定期演奏会 - 小学生と卒業生が一堂に会しジャズを奏でる!老若男女が楽しめるナンバーたっぷりの演奏会。
小学生ジャズバンドのハーモニーをたっぷり堪能!
画像出典:湘南人
JR大船駅東口から徒歩約10分、鎌倉芸術館の小ホールで行われた「植木リトゥル・エコー・アンサンブル 第39回 定期演奏会」。本イベントは、主役となる小学生がジャズを奏でるという珍しい演奏会!また、OB・OGの方々も演奏の為に集結します。
「楽しくカッコよく奏でよう!」をモットーにした植木リトゥル・エコー・アンサンブルは、一体どんな音楽を奏でてくれるのでしょうか?早速レポートしていきます。
画像出典:湘南人
開場時間の数分前に鎌倉芸術館に到着した筆者。小ホールの入口前には、既に長蛇の列がありました。
ホール内は辛うじて狙っていた席が空いていましたが、よりステージに近い前方の席や、中央通路を挟んで一列目は人気のため早めの来場がおすすめです。
特に、来年2026年3月15日は植木リトゥル・エコー・アンサンブルの40周年記念ということで、より大勢の方の来場が見込まれます!
画像出典:湘南人
受付でいただいたパンフレットを読みながら開演を待ちます。
本日の演目や各パートメンバー・指導者・賛助出演者等の紹介、年間活動内容などが書かれています。子どもたちの、今回の演奏会にかける意気込みも書かれており、期待が膨らみます。
画像出典:湘南人
中には奏者の個性が垣間見える手描きのメンバー紹介もありますので、一読してみてくださいね!
画像出典:湘南人
いよいよ開演。日本を代表するトロンボーン奏者の角田健一さんが作曲した、当バンドのテーマ曲『Little Rock(リトゥル ロック)』からスタート!角田健一さんは作曲、編集をてがけながらアマチュアバンドの指導もされている方です。今回の演奏会の演目も、その半数以上は彼がアレンジした楽曲とのこと。子どもたちがより楽しく、演奏しやすく編曲されているそうです!
また、一曲目で会場が温まったところで司会の金子由香里が登場。明るく優しい雰囲気をまとい、会場の空気をも一瞬で和やかにする金子さん。彼女は当バンドの定期演奏会を17年担当するベテランだそうで、顧問の勝田新さんと息がぴったり。子どもたちとの心温まるやりとりも見どころです。
画像出典:湘南人
演目の中には、ディズニー作品アラジンのテーマ曲『Friend Like Me(フレンド ライク ミー)』や、アニメドラえもんのオープニングやエンディング主題歌として有名な『夢をかなえてドラえもん』など、会場に来られたお子さんにも馴染みのあるナンバーも演奏してくれました。
一方、しっとりとしたムードのあるスタンダードナンバー『Satin Doll(サテン ドール)』や、アメリカのフォークソング界で人気の『Puff, the Magic Dragon(パフ, ザ マジック ドラゴン)』など、テンポの変遷を楽しめるノリの良いナンバーまで、ジャズと一口にいっても様々な世界観を楽しむことができ、聴衆を飽きさせません!
画像出典:湘南人
また、演奏中にはソロ演奏が織り込まれ、個性豊かな音色を存分に楽しむことができました。開演間もなくは緊張していた奏者も、奏者と会場とが一体になるにつれ堂々とした音色となっていったのも印象的です。
筆者は「ジャズ」というジャンルに明るくはありませんが、プログラムには思わず身体がリズムを刻んでしまうようなワクワクしたナンバーが多く、その魅力に改めて惹きこまれていました。
子ども達の一生懸命に演奏する姿も胸に来るものがあり、植木リトゥル・エコー・アンサンブルならではの空気感、温かく手作り感のある素敵な音色は、きっと会場一人ひとりの心に響き、感動を呼んだことでしょう。
画像出典:湘南人
第一部の後、15分の休憩を挟みます。第二部では、今回の演奏会のために角田健一さんがアレンジしたナンバー『リパブリック讃歌』から開幕です。有名カメラ店のコマーシャルソングとしても有名なこの曲は誰もが一度は聴いたことがあるでしょう。会場のお客さんの背中から「♬」マークが見えるかと思うほど楽しそうな雰囲気です。
また、衣装にも注目。父兄の方々による手作りの装いは演奏をさらに盛り上げてくれます!
画像出典:湘南人
また第二部の後半では、16名のOB・OGも加わり大編成での演奏になり、中には親子2世代で出演する方もいらっしゃるようです。
一方、現役メンバーは半数が小学校卒業を控える6年生、今春に卒業してしまいます。数少ない小学生ジャズバンドを今後も盛り上げてくれる新会員を絶賛募集中です!楽器がなくても、楽譜が読めなくても大丈夫とのことです。気になる方はお気軽に、植木リトゥル・エコー・アンサンブルの門戸を叩いてみてくださいね。
画像出典:湘南人
演奏会の魅力は、バンドメンバーの紹介にもあります。メンバーが仲間、OB・OG、指導者の紹介をすることで奏者の人となりを知ることで、より植木リトゥル・エコー・アンサンブルへの親しみが湧きました。
夏の合宿や、他バンドとのジョイントコンサートなど、活動の様子も知ることができましたよ!
画像出典:湘南人
ジャズのスタンダートナンバー『シング シング シング』や『スペイン』の演奏で最後まで盛り上がったステージ。アンコールでは、高校野球の応援曲として定番の『エル・クンバンチェロ』で会場を沸かせました!
手拍子あり、足拍子あり、子どもたちの個性と自由な雰囲気が魅力の心温まる、植木リトゥル・エコー・アンサンブル 第39回 定期演奏会でした。名残惜しくも、来年3月15日の40周年記念の鎌倉芸術館大ホールでの演奏会にも、乞うご期待です!
植木リトゥル・エコー・アンサンブル 第39回 定期演奏会
開催日時
2025年03月08日 13:00〜(開場 12:30)
開催場所
会場名 鎌倉芸術館 小ホール
住所:〒247-0056 神奈川県鎌倉市大船6丁目1-2
駐車場:あり ※有料
参加費
入場無料
主催
主催者名:植木リトゥル・エコー・アンサンブル