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静岡学園、0−3でヴィッセル神戸ユースに敗戦…パスワーク封じられ開幕2連敗<U-18サッカープレミアリーグWEST>

アットエス

サッカー高円宮杯U-18(18歳以下)プレミアリーグWESTは4月14日、第2節6試合を行い、静岡学園高は御殿場市内でヴィッセル神戸ユースと対戦。静岡学園は0−3で敗れ、開幕2連敗となった。

川口監督「すべてにおいて力不足」

前向きな材料を探すのは難しかった。肩を落として引き上げてきたイレブンをベンチ前に座らせた静岡学園の川口監督は、厳しい言葉を並べて奮起を促した。

「すべてにおいて力不足。技術もメンタルも、戦闘能力も。新人戦の時から言い続けてきたが、基準が変わっていない」。

選手たちにとっても衝撃的な0−3敗戦だった。神戸ユースの強度の高いプレスに手を焼き、ビルドアップでミスを連発した。

自慢のパスワークは封じられ、前半18分にコーナーキックを頭でたたき込まれて失点。後半10分、16分には相手の個人技に対応できず追加点を奪われた。普段はボール支配率ではほとんど劣ることのない静岡学園だが、この日はボールを握らせてもらえなかった。

1点が遠く…

1週間前の開幕戦はアウエーで東福岡に0−1。伝統的に「1試合3点以上」をノルマにしている攻撃的なチームが1点を取ることに苦心している。

ゲームキャプテンを務めたDF岩田琉唯は「静学は攻撃的なスタイルなのに…。攻撃の選手が気持ちよくプレーできるような配球ができていない」と自戒を込めて指摘する。

トップ下で先発したU-16日本代表の山縣優翔は「静学のサッカーが全然できなかった。周りの選手とイメージの共有ができていない」と危機感を募らせる。

昨年WEST3位に食い込んだ技巧派集団がまさかの開幕2連敗。ここからどう立て直すか。川口監督は「このメンバーで2試合やってみたが、なかなか難しい。きょう輝いていた選手はゼロ。一人もいない」。メンバー変更によるてこ入れを示唆した。

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