久本雅美×大湖せしる、ブラック・コメディの傑作『毒薬と老嬢』が2025年春に三越劇場で開幕
久本雅美と大湖せしるが初共演で贈るブラック・コメディの傑作『毒薬と老嬢』が三越劇場で開幕する。
2025年3月27日(木)に開幕する本公演は、錦織一清 演出、そして初タッグとなるふたりの名演技で、新たな「毒」の魅力を堪能することができる。
作品について
『毒薬と老嬢』は、1941年にブロードウェイで初演され、たちまち話題を呼び3年半のロングランを果たし、映画化もされた傑作ブラックコメディ。安楽死や高齢化社会への風刺も含んだ本作のテーマは現代でも色褪せず、日本を始め世界各地のプロダクションで上演が重ねられている。
ストーリー
第二次世界大戦の火蓋が切って落とされた頃。ニューヨーク・ブルックリンの閑静な住宅街に住んでいる、アビーとマーサの老姉妹。このかわいらしい老嬢たちは、自分を本物の大統領と信じている、ちょっと頭のおかしい甥のテディと住んでいた。
二人は町で評判の慈善家で、屋敷の前に「部屋を貸します」と書いた貼紙を出し、訪ねてくる身寄りの無いお年寄りに施しをして帰していると噂されていた。二人の寂しいお年寄りへのおもてなしは手作りの“おいしいぼけ酒”。
テディには2人の弟がおり、一人は新聞記者のモーティマーで、隣にある教会の神父の娘エレーンと恋仲であり、この叔母たちのことが大好きだ。もう一人の弟ジョナサンは凶暴な性格で家を飛び出している。
そのモーティマーが、応接間のチェストの中で、彼は見てはならない二人の秘密を見てしまう・・。果たして、この老姉妹の秘密とは・・・!?