「お年玉」「初笑い」を使った自作の俳句を互いに評価 谷浜小学校で句会
自分たちで考えた俳句を評価し合う新年句会が、23日(木)上越市立谷浜小学校で開かれました。
谷浜小学校では、オリジナルの俳句を作って評価をし合う句会を毎年開いています。児童はこれまで、上越地域で活動しているぎんなん句会のメンバーから俳句のルールや作り方のポイントなどを教わってきました。
23日(木)は1年生から4年生の16人が、冬休みに考えた俳句を短冊に清書し、作品を並べて披露し合いました。俳句には共通の季語として「お年玉」、または「初笑い」のどちらかが使われています。
このあと児童は共感したものや良いと思った自分以外の作品を2つ選んで投票しました。
児童
「いろいろな いい俳句がありすてき。どれを選ぼうか考え中。迷う」
16作品のうち最多の5票を集めたのは、「初わらい楽しい年の始まりだ」という作品です。
この作品を書いた児童
「新年初めての笑いでことしも楽しく、みんなと仲良く遊べるように、健康にという思いで書いた」
児童は得票の多かった俳句を中心に感想を述べ合ったり意見交換をしていました。
児童
「お年玉をもらったときに楽しみすぎてすぐ開けちゃったのが伝わった」
児童
「人それぞれで考えていることが違う。道徳など いろいろな人の考えを考える勉強で生かせそう」
ぎんなん句会 田中 章夫 さん
「『お年玉』でもいろいろな形で表現。それに気づいてもらうのがねらい。俳句の句会でほかの人の俳句を聞いていると、自分のことを知ってくれる、思ってくれる人を見つけられる。そのような驚きがたくさんある子どもが増えるといい」
ことし3月には進級や卒業をテーマにした俳句を作ることになっています。