すっかり浦島太郎状態です【駅ぶら】06京王電鉄398 井の頭線29
※2024年2月撮影
トップ画像、「井の頭線下北沢駅」ホームを「渋谷駅」方向に歩いています。
前回いったん西口を出ました。筆者はICカードで移動しているので、別途入場券を購入して「下北沢駅」に再入場しています。
京王電鉄で黒い駅名標を初めて見ました。駅番号は“IN 05”。
※2024年2月撮影
何度も同じことを書きますが「井の頭線」は1933年(昭和8年)帝都電鉄が開業しました。「下北沢駅」もその時に作られました。小田急電鉄「下北沢駅」との接続駅だったのです。ですから改札を通らずに乗換ができる様になっていました。
その後帝都電鉄は小田急電鉄に合併されます。さらに戦時下に東京急行電鉄(いわゆる「大東急」)と合併。京王電気軌道もこの「大東急」と合併します。
戦後「大東急」から各社が分離独立した際に京王帝都電鉄となり「井の頭線」の経営管理を行うことになりました。その後も小田急線が地下化されるまで「井の頭線」と「小田急線」の乗換に中間改札はなかったのです。
ホームの東端です。筆者が通学で「小田急線」に乗り換えていた頃は、こちら側に「小田急線」の改札口と地上ホームに下りる階段がありました。長い間下北沢の町に筆者は「小田急線」の改札口から出ていたのです。改札口の横にあった「箱根そば」でよく空腹を満たしたものでした。
※2024年2月撮影
600メートル先の「池ノ上駅」が望遠レンズで写せます。
※2024年2月撮影
ホームを少し戻って、出口〔中央口〕「小田急線」と表示されている階段を下ります。
※2024年2月撮影
「小田急線」が地下化されてから数える程しか「下北沢駅」には来ていません。工事中でしたからこんなに綺麗ではなかった記憶です。
※2024年2月撮影
改札口を出ます。
※2024年2月撮影
乗換利用も多いのでしょう。改札口がたくさんならんでいます。
※2024年2月撮影
「井の頭線」改札口から「小田急線」改札口は、とても近くにあります。
※2024年2月撮影
きっぷ運賃表は電光掲示で日本語とアルファベットが交換で表示されていました。
※2024年2月撮影
出入口を出ました。工事中ですが、筆者には全く見慣れない景色です。
※2024年2月撮影
高架線ホームと「井の頭線」出入口。
※2024年2月撮影
学生だった1970年代から2010年頃まで40年間、筆者は比較的頻繁に下北沢の町をプラプラしてましたが、すっかり「浦島太郎」状態です。(笑)
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。
※参照資料
・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)
・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他
下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました
・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)
・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)