Yahoo! JAPAN

「性」が消えゆく世界で激動する“恋愛・結婚・家族” 世界的注目を浴びる衝撃作が映画化『消滅世界』新キャスト発表

映画評論・情報サイト BANGER!!!

「性」が消えゆく世界で激動する“恋愛・結婚・家族” 世界的注目を浴びる衝撃作が映画化『消滅世界』新キャスト発表

芥川賞作家・村田沙耶香氏のベストセラー小説「消滅世界」が著者初の実写映画化。4月15日に英語版が刊行され、早くもアメリカのニューヨーカー誌でも映画化が報じられるなど、世界的注目を浴びる原作を、気鋭の映像ディレクターである川村誠が初監督・初脚本を手掛けた映画『消滅世界』が、今秋公開される。このたび、主人公の雨音役・蒔田彩珠、雨音の夫で朔役・栁俊太郎に続き、最新キャストが解禁となった。

恋愛・結婚・家族、全ての常識が逆転!?

原作「消滅世界」は、現在累計170万部を超える芥川賞受賞作「コンビニ人間」直前の2015年12月に刊行された長編小説。超少子化の先—「性」が消えゆく世界で激動する「恋愛」「結婚」「家族」のあり方に翻弄される若者たちを描いた本作は、「常識」という枠の中でもがく現代の私たち自身を映し出した合わせ鏡のような作品だ。「日本の未来を予言する小説」と各メディアで大きな話題となった圧倒的衝撃作を、MTV出身、RADIOHEAD、OASISなど国内外様々なアーティストのライブやミュージックビデオ、CM、ショートフィルム、大河ドラマのドキュメンタリーなど多岐にわたるフィールドで活躍する映像ディレクター・川村誠が脚本とともに映像化に挑む。独自の世界観を築いてきた映画的・音楽的感性を存分に活かして、本作では繊細かつ耽美な異世界観を追求。本作が長編映画の監督デビュー作となる。村田ワールド全開の最高傑作と呼び声の高い小説を、様々なジャンルの映像を手掛け着実にキャリアを積み上げてきた川村誠が類まれな映像センスとオリジナリティ溢れる演出で創造する。

雨音の良き理解者として学生時代から雨音と親交を深める親友の樹里役を、話題のヴィレッジ・サイコスリラー『ガンニバル』での怪演が記憶に新しい、確かな演技力でファンを魅了し続ける恒松祐里が演じる。また、雨音と同じ高校の同級生・水内を、ドラマ『教場』や『パーセント』『ダブルチート』などで着実にキャリアを積み、話題作への出演へが続く結木滉星が務め、恋愛対象として二次元のキャラクターに好意を抱く難役に挑む。また、樹里の夫・水人役に、初主演映画『i ai』で強烈な印象を残した富田健太郎、雨音の元夫・正信役に、『若武者』『フィクショナル』などに出演、映画ファンの心を掴んで離さない個性派清水尚弥が、それぞれ雨音の感情を揺さぶり翻弄するキャラクターを体現している。

さらに、雨音の母・雫を、『ドライブ・マイ・カー』の霧島れいかが務め、夫婦間の性行為はタブーとされる世界で「愛し合った末」に雨音を生んだ母親に狂気のオーラを纏わせ、正常と異常の境界の不確かさを観るものに突きつける。朔の彼女である深雪を、主演作『赦し』で難役を見事に演じ切った松浦りょう、実験都市エデンで生殖を司る医師を、映画『九龍ジェネリックロマンス』の公開を控える名バイプレーヤー・山中崇が演じ、エデンの管理人を、『愚行録』『心に吹く風』『ある男』やNHK大河ドラマにも出演、常に作品の要としての存在感を放つ眞島秀和、謎の少年を、『雑魚どもよ、大志を抱け!』で注目されドラマでも活躍する岩田奏がそれぞれ務め、眞島と岩田はエデンという異世界の住人として独特な存在感を放ち、物語を更なる高みへと誘う。

『消滅世界』は2025年秋、全国公開

【関連記事】

おすすめの記事