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あのキャラ生きてた!? 七武海はもう無い!? 途中離脱が今の『ONE PIECE』を読んで驚くこと6選

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

海賊王を目指し海へ出た主人公モンキー・D・ルフィとその仲間たちの活躍を描く、週刊少年ジャンプで連載中の漫画『ONE PIECE』(原作:尾田栄一郎氏)。

原作の連載はまもなく28周年、コミックスは第111巻まで発売中の長編作品となりました。

30年近く作品が続いていると、忙しくなって読む時間がとれなくなってしまったり、複雑化する話についていけず読むのをやめてしまったり……と途中離脱する人もでてきます。実際、筆者の周りでも「昔は読んでたんだけど…」「新世界に入ってついていけなくなっちゃった」といった声は少なくありません。

しかし今、原作は最終章へと突入し、これまでの伏線を続々と回収しながらラストに向けて物語が加速する最高潮に面白い時。それをせっかくリアルタイムで体感できるのに、このタイミングを逃すのはもったいない……!

そこで本記事では、途中離脱勢に現在の『ONE PIECE』へ興味をもってもらうべく、再読したら驚く設定の変化6選をご紹介します。

 

 

ルフィのギアは5まで進化。「ゴムゴムの実」にも衝撃事実

エニエス・ロビー編以降、ルフィの戦闘法としてメジャーなものになったギア。

ギア3、ギア4と順に進化していき、ワノ国編ではついにギア5がお披露目されました。

ギア5が体現するのは、“自由になったルフィ”の姿。ルフィ本人に自覚はないものの、その様相は各地に伝わるとある伝説にそっくりなのだといいます。

そして時を同じくして、ルフィの悪魔の実「ゴムゴムの実」にも大きな秘密があったことが判明。第1巻のころから当たり前だと思っていた設定が覆る瞬間の衝撃は凄まじいもの。ぜひその目で確かめてほしいと思います。

 

七武海、消滅!?

アラバスタ編で戦ったクロコダイルをはじめ、ミホーク、ドフラミンゴ、くま、モリア、ハンコック、ジンベエといった強者たちで構成されていた王下七武海。海賊でありながら世界政府に公認された存在であり、その他の海賊にとって大きな脅威となっていました。

新世界編に入ってから、メンバー編成の変更を経て、七武海制度は撤廃!現在はなき組織となったのです。ルフィは多くの七武海と戦ってきた功績があるぶん、解体にショックを受けた読者も多かった印象。

ちなみに、元七武海であるジンベエは頂上戦争編でルフィの心を救ってくれた恩人と言っても過言ではありません。

そんなジンベエは現在、麦わらの一味に所属しています。仲間になるまでの過程にも長い年月をかけた熱いストーリーがあるので、ぜひもう一度魚人島編からチェックしてみてくださいね。

 

あのキャラが四皇入り!

大海賊時代に君臨する最強の海賊、それが四皇です。

四皇といえば白ひげ(エドワード・ニューゲート)、シャンクス、カイドウ、ビッグ・マム(シャーロット・リンリン)の4名。それぞれ海賊としてさまざまな伝説を持つ、四皇にふさわしいメンバーです。

ルフィも新世界編に入り、海賊王を目指すうえでまずは四皇を全部倒すつもりであると発言していました。

そしてワノ国編の大きな戦いを経て、かつての四皇の状況も変化。シャンクスは変わらず四皇のポジションについていますが、新たに四皇になったのは意外な面々! 意外な面々、と書きましたがある意味では納得の人選ともいえるかもしれません。

 

五老星全員の名前が判明! まさかのメンバー入れ替えも

五老星といえば、時々登場しては世界について難しい顔で議論を交わす、政界政府の老人たち。「また意味深ぽいこと言ってんな〜、てかなんでいつも一人だけ立ってんの?」みたいな印象じゃないですか?

そんな五老星、エッグヘッド編では5人全員の名前や戦闘能力が判明。さらにはのちにメンバーの入れ替えも起きることになり、驚きの連続です。

あの頃いくら考察しても答えに辿り着けなかった世界政府と「空白の100年」のつながりが、かなり明瞭に見えるようになっていきますよ。

 

青キジ、海軍やめたの!? 現大将は…

「海軍大将」と言われて頭に浮かぶのは誰ですか? 「そりゃ赤犬(サカズキ)・青キジ(クザン)・黄猿(ボルサリーノ)でしょ!」という人、結構多いのでは? マリンフォードの頂上戦争では、この三大将が大活躍していた印象が強いですよね。

しかし現在の海軍大将は、当時とは違うメンバーになっています。

さらに言えば、青キジ(クザン)は海軍をやめてしまいました。では現在は何をしているのかというと……それはぜひ本編で確かめてくださいね。

そしてその後は、海軍のあの人と敵対する場面も。心苦しくも胸の熱くなるやりとりが満載なので、海軍が好きだった途中離脱勢はぜひ読んでみて。

新世界編、特にワノ国編以降は海軍の新たな活躍をたくさん見ることができますよ。

 

衝撃! あのキャラ生きてた! 一方、死亡キャラも……

アラバスタ編の際のペルのように、亡くなってしまったと思いきや死亡フラグをへし折り再び元気な姿で登場してくれるキャラクターが今でも結構いるんです。例えば、サボやボン・クレー、さらにワノ国のあの人など。

最近では、エッグヘッド編においてハグワール・D・サウロの生存が明らかとなりました。

そして、この3月に発売されたばかりのコミックス第111巻では、そんなサウロとロビンがついに再会を果たし読者の心を揺さぶり、涙を誘いました。エニエス・ロビー編が描かれたあの頃には想像できなかった嬉しい場面に思いがけず出会うことができるのも、長編作品ならでは。もっといえば、丁寧にストーリーを作り込み、あらゆる場所に伏線を散りばめ、全てがつながるように構成されている『ONE PIECE』ならではです。

ちなみに、死んでしまったと思いきや生きていて嬉しいキャラがいる一方で、命を落としてしまったキャラクターもいます。それが誰なのかは伏せますが、アラバスタ編やウォーターセブン編あたりまでは読んでいたけれど途中離脱してしまった……という人にこそ、きっとこの悲しみが胸に響くはず。ぜひじっくり読んでみてくださいね。

 

それでもやっぱり、今が一番面白い

初期の設定から大きく変わったことが増えてきて、ストーリーが進んだことを実感する反面、ついに終わりが見えてきたことを寂しくも思えてきます。とくに初期の『ONE PIECE』の記憶が色濃く残っている人にとっては、受け入れ難い変化もあるかもしれませんね。

それでもやはり、これまでのストーリーをすべて追いかけてた読者として伝えたいのは、28年の全てがつながる今が一番面白い! ということに尽きます。

途中離脱した人こそ、改めて読み直してみたら「ここでまたこのキャラが!?」「あれってここにつながってたんだ!?」「あの発言はそういうことだったのか…」という新鮮な驚きをぞんぶんに感じられるはず。まずは数ページでも、あの時諦めてしまった章をめくってみて。

 
[文/まりも]

 

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