【Q1決算】一正蒲鉾(新潟市東区)、カニかまなどの販売が伸長、一方キノコは伸び悩み
一正蒲鉾本社(新潟市東区)
一正蒲鉾株式会社(新潟市東区)は11月12日、2025年6月期第1四半期決算(連結)を発表した。
売上高は73億4,400万円(前年同期比0.2%増)、営業損失は5,100万円(前年同期は7,100万円の損失)、経常損失は7,800万円(同7,400万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は700万円(前年同期比58.7%減)となった。
主力の水産練製品・惣菜事業の売上高は売上高は65億1,400万円(同0.9%増)、セグメント利益は9,200万円(前年同期は1,700万円)。2022年9月以降に実施した価格改定の効果が継続していることに加え、スティックタイプのカニかまを中心に販売数量が伸長し、売上は前年同期を上回った。利益は、労務費や包装資材などのコストが上昇している一方で、主原料であるすり身の価格上昇が一服したことと、工場の省人化やラインの最適化などにより生産性が向上したため、前年同四半期を上回った。
きのこ事業の売上高は7億3,600万円(前年同期比4.2%減)、セグメント損失は1億7,700万円(前年同期は1億2,100万円の損失)。酷暑による消費の伸び悩みの影響が大きく、利益面も原材料価格やエネルギー価格などの高止まりが続いたことにより、前年同期を下回る結果となった。
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