西RC・MM21RCがランドセル寄贈 ひとり親家庭を支援
西区を拠点に活動する奉仕団体、横浜西ロータリークラブ(長谷川章範会長/西RC)と横浜MM21ロータリークラブ(亀田淳会長/MM21RC)などが今春に小学校へ入学する市内の家庭にランドセル20個を寄贈し、3月9日に市健康福祉総合センター=中区=で贈呈式が行われた。
ランドセルの寄贈は西RCが2023年から高島屋横浜店、横浜市社会福祉協議会、横浜市ひとり親家庭福祉会と連携して実施。今回から呼びかけに応じて趣旨に賛同したMM21RCも加わった。事前に同福祉会や各区の社会福祉協議会を通して希望者を募った。希望者には高島屋から提供可能なランドセルの一覧を配布し、家庭で選んでもらう形式にした。
9日の贈呈式は「親子で笑LOVE(えらぶ)ランドセルお渡し会」と題し、西RC、MM21RCのメンバーや市社協の石内亮会長、同福祉会の関係者が参加。親子8組に同福祉会の道下久美子理事長がランドセルを手渡した。
戸塚区に住む男児は黒のランドセルを受け取ると笑顔を見せていた。母親は「子どもはこの日を楽しみにしていた。ランドセルは高額なので、このような取り組みがあると聞いて驚いた」と感謝した。
高島屋横浜店の竹下真店長は「6年間、ランドセルを存分に使い、楽しい学校生活を送ってほしい」と話した。西RCの長谷川会長は「子どもたちの笑顔が見られ、私たちが贈り物をもらったようにうれしい」と語り、MM21RCの亀田会長も「ランドセルの箱を開けた瞬間の子どもの表情が印象的だった」と述べた。