平塚市土屋 「風越横穴群」が遺跡登載 市内では30年ぶり
平塚市土屋にある「風越横穴群(かぜこしおうけつぐん)」がこのほど、約30年ぶりに遺跡として「神奈川県遺跡台帳」に登載された。奥行き約5m、高さ2mほどの古墳時代の横穴墓で、平塚市内では302番目の登載となる。私有地のため、立ち入りは不可。
風越横穴群は2024年2月頃から測量などの調査が進められてきた。斜面に穴を掘って埋葬するもので、市内では他に根坂間や高根などでも発見されている。
平塚市教育委員会の文化財保護担当者は「平塚には旧石器時代からの遺跡がたくさんある。どんな暮らしをしていたか思いを馳せるのに大切な情報源。後世に伝えたい」と話していた。