【文化】京都の街角や路地でよく見かける「いけず石」を知っていますか? いけず石愛好家「杉村啓さん」の人生哲学を谷口キヨコが紐解く!
KBS京都で放送中の『谷口流々』。
谷口キヨコが、京都を中心に活躍する人々の仕事現場に足を運び、十人十色の人生哲学を紐解いていきます。
2025年7月5日(土)の放送では、交差点の角に置かれ、車が曲がる時に家や塀に当たらないように守る「いけず石」の愛好家・杉村啓さんにお話を伺いました。
プロフィール
交差点の角に置かれ、車が曲がる時に家や塀に当たらないように守る「いけず石」。実は、注意喚起をして無用のトラブルを防ぐための気遣いの石なんです。
今回ご紹介する杉村啓さんは、この「いけず石」を写真に撮ってまとめた『いけず石 観察手帖』を出版しています。
杉村さんの出身は千葉県松戸市。大学時代から、ライターとして活動していました。
醤油の文化に興味を持ち、醤油の記事や本を書いたりしていた杉村さんは、淡口醤油の文化圏である関西に住んでみたいと2014年に京都に移住。
そのころ話題になっていた「ポケモンGO」に刺激を受けて始めたのが「石碑GO」。京都の街を練り歩き、石碑の写真を集めていた杉村さんは、「いけず石」の存在を知ります。そのネームングと、成り立ちに感動しすっかりハマっていったといいます。
『いけず石 観察手帖』は第3弾まで刊行し約2000冊を販売。言葉を介さなくても、お互いにトラブルにならないよう、石だけでコミュニケーションをとれる京都人のスマートさが「いけず石」に表れていると杉村さんは考えています。
文/KBS京都
【画像・参考】谷口流々(毎週土曜日9:30~10:00) – KBS京都
※この記事は、2025年7月5日(土)放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。