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野性味たっぷりな『ヤマネコ風の猫種』4選!性格はやっぱりワイルド?飼い方のポイントも

ねこちゃんホンポ

ヤマネコ風の猫種とは?

ヤマネコ風の猫種とはこれといった定義はありませんが、一般的に見た目や体型、被毛の模様などがヤマネコに似ている猫種のことをいいます。

具体的には、次の特徴を持つような猫を指すことが多いです。

✔しなやかな体つき
✔大きめの体格
✔斑点や縞模様のある被毛
✔運動量が多い
✔ヤマネコの血を引く

こうした特徴は自然の中で生きるヤマネコと共通する部分が多く、ワイルド感が強調される一面でもあります。

ここからは、ヤマネコ風の見た目や性格を持つ代表的な猫種を紹介します。

1.ベンガル

ベンガルは、野生のベンガルヤマネコとイエネコを交配して作られた猫種です。

といっても、ペットとしてのベンガルは「ヤマネコ×イエネコ」を交配した4代目以降の猫種。1~3代目は気性が荒くペットにはなれず…交配をしながらヤマネコの血を薄くしていったのが、いまのベンガルなんですね。

ベンガルの特徴は、何と言っても野生味あふれる容姿でしょう。ヒョウ柄やマーブル模様の被毛は美しく、筋肉質で引き締まった体は、まるで小さなヤマネコのようです。

しかしそのワイルドな外見とは裏腹に、性格は人懐こく、飼い主によく懐きます。賢く、好奇心旺盛で、遊び好き。運動能力も高く、室内でも活発に動き回ります。

そんなベンガルの飼育には、いくつかの注意点があります。まず、運動量を満たすための十分なスペースと遊び相手が必要です。

高所に登るのを好むため、キャットタワーなどの設置も検討しましょう。また水を恐れない子も多く、お風呂場といった周りの管理は怠ってはいけません…。

2.サバンナキャット

サバンナキャットは、野生のサーバルキャットと家猫を交配させて生まれた大型の猫種で、その野性的な外見と高い知能を持つことで知られています。

体重はオスで7~13kg、メスで6~10kgほどになり、一般的なイエネコ(約4.5kg)と比べてかなり大きな体格です。

外見的特徴としては、大きな立ち耳、細長い脚、スポット模様の美しい短毛が挙げられ、まさにヤマネコのような風貌を持っています。

性格は非常に活発で運動能力が高く、2.5メートルの高さも軽々と跳び上がれるのだとか。

ただしその野性的な性質から、飼育には広いスペースとたくさんの運動が必要不可欠です。また高い知能を持ち、ドアノブの仕組みを理解できる子もいるので脱走対策には気を払いましょう。

なおサバンナキャット(第一~第三世代)は法規制の対象となる場合もあり、飼育には許可が必要な地域もあるため、飼育を検討する際は事前に確認しておきましょう。

3.トイガー

トイガーは、その名の通り「おもちゃの虎」のような外見を持つ猫種です。1980年代のアメリカで、ベンガル猫を交配させる中で偶然生まれた虎柄の猫を基に育種されました。

体格は“トイ”ガーといえどオスで6~10kg程度と、一般的なイエネコよりは大きめサイズです。

最大の特徴はトラのような縞模様の毛並みで、ゴールドやブラウンの地色に黒い縞模様が入る美しい外見を持っています。

短毛種で毛並みは柔らかいですが、抜け毛は多めです。また性格は活発で遊び好きですが、ベンガルと比べると、少し神経質な子が目立ちます。

知能は高く、しつけはしやすいでしょう。飼育面では特別な配慮は必要ありませんが、運動量が多いため、室内での遊び場の確保は重要です。

4.チャウシー

チャウシーは野生的な魅力を持つエキゾチックな猫種で、ジャングルキャットとイエネコの交配によって生まれました。そのため大きな体と耳、引き締まった筋肉を持ち、運動能力が非常に高いのが特徴です。

短毛で滑らかな被毛は光沢があり、ブラックやブラウン系の毛色が多く、精悍な印象を与えます。見た目だけで言うと「アビシニアン」に近いです(交配にはアビシニアンも使われています)。

性格はほかのワイルド系猫たちと同じように活発で知的、好奇心旺盛で遊び好き。一般的な猫よりもエネルギッシュで、高い場所へジャンプしたり、家の中を走り回ったりすることが多いため、十分な運動スペースが必要です。

しかし飼い主とのコミュニケーションを楽しむ傾向があり、寂しがり屋の一面も…ワイルド感とのギャップがたまりません。

ちなみに日本では入手困難な猫種なため、基本的にはブリーダーから譲り受けるか輸入をしなければ出会えません。世界的にレア猫とあって、金額も一般的な猫よりは高額です。

まとめ

ヤマネコ風の猫種は、ワイルドな魅力と愛らしい性格を兼ね備えた、魅力的な猫たちです。

一般的な猫種より大型で、飼育には運動量の確保や知的好奇心を満たすための工夫が必要ですが、適切な飼育環境と愛情を与えることで、生涯のパートナーとして癒しと喜びをもたらしてくれるでしょう。

ただし飼育を検討する際は、自身のライフスタイルと猫種の特性を十分に理解し、責任を持って一生涯のパートナーとして迎え入れる責任をもってください。

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