【盲点】「マイナ保険証」に切り替わった今、特に子どもがいる人が必ず確認すべきこと / 受付で絶望しないために
マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」への移行が2025年12月2日、本格的にスタートした。従来の健康保険証が有効期限を迎え、原則としてマイナ保険証のみが使える時代に突入したのだ。
これまで5歳の娘を病院に連れて行く時は健康保険証を利用してきた。近々また行く予定があるので、娘のマイナンバーカードを忘れないようにしなければ……。
しかし、準備をしながら私(あひるねこ)は、ふと“ある事実”に気づいたのだ。これはマイナ保険証の意外な盲点かもしれない。
・知らないと詰む?
基本的にマイナ保険証の受付方法は「顔認証」か「暗証番号(4桁)」の2択である。
私はというと断然、暗証番号派だ。顔認証だとカメラの位置合わせやマスクをずらすのが面倒なので、だったらササっと数字を打ち込んだ方が確実で早い。
だから当然、娘を病院に連れて行く時も暗証番号で済ませるつもりだった。むしろ、子どもこそ暗証番号一択だろう。
病院にもよるが、顔認証付きカードリーダーってけっこう高い場所に置いてあるのだ。そこへ約18kgの娘を抱っこして、大人しく顔を向けさせるのはそれなりに一苦労ではないか。
また、子どもは成長で顔つきが変わりやすく、認証エラーが多いという話を聞いたことがある。以上の理由から、確実なのは4桁入力だ。間違いない!
そう思って娘のマイナンバーカードを手に取った……次の瞬間だった。冒頭でも書いた通り、ふと “ある事実” に気づいたのだ。
あれ、娘の暗証番号って何番だっけ?
そう、その時になって私は初めて気づいたのである。娘のマイナンバーカードの暗証番号が分からないことに。
・意外な盲点
我が家は日頃から家の仕事を妻と分担しているのだが、よく考えたら娘のマイナンバーカードは、申請も更新もすべて妻がやってくれたのだった。
もしかしたら過去に番号を聞いているのかもしれないが、これまでカードを使う機会がほとんどなかったため、どうも記憶からすっぽり抜け落ちていたらしい。
危なかった──。もしこのまま何も考えずに病院に行っていたら、いざ入力する段階で暗証番号が分からず、その場で無様にあたふたしていただろう。
娘が不機嫌で顔認証を渋りでもしたら、さらに状況は最悪だ。後ろには行列、妻に電話しても繋がらない……。ああ、病院に行く前でよかった。
・確認は今日中に
子どもの暗証番号を覚えているならいい。何も問題はない。だが少しでも怪しいようなら、今すぐに家族に確認を取った方がいいだろう。
マイナ保険証の暗証番号は、3回間違えるとロックがかかってしまう。その場合、市区町村の窓口などに行かないとロック解除の手続きができない。
よりによって病院の受付で、しかも子どもを連れた状態で番号をロックされるなんて、そんなのあまりにも惨めではないか。そうならないためにも、今日中に暗証番号を確認することをおすすめするぞ。
参考リンク:厚生労働省
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.