夫は妻を何度も“アンドロイドにして作り変えていた” 近い未来、身近に起こりえる愛の形『不都合な記憶』予告編
近い未来、身近に起こりえる“愛の形”を描くサイコパスサスペンス・ロマンス、Amazon Original映画『不都合な記憶』が、9月27日(金)よりPrime Video(プライムビデオ)にて世界独占配信される。このたび、伊藤英明と新木優子が演じる“完璧な夫婦”ナオキとマユミを描いたキービジュアルと本予告が解禁となった。
妻への愛がだんだんと狂気に変わる
本作は、数々の映画やドラマ、舞台などで活躍する俳優・伊藤英明主演、また、俳優として幅広い役柄を演じ活躍中の新木優子をヒロインに迎え、日本アカデミー賞最多8冠を獲得した石川慶が監督/脚本を務めるサイコパスサスペンス・ロマンス映画。
舞台は西暦2200年。科学技術が発展し人類の宇宙移住が進んだ近未来。宇宙に浮かぶ高級レジデンスに暮らすナオキとマユミは、一見誰もが憧れる完璧な夫婦。しかし歪んだ愛情を持つ夫のナオキは、自分を愛してくれていた頃の妻を求め、何度も妻をアンドロイドにして作り変えていた—。「また俺のことを好きになってくれるって、信じてたから…」と優しく妻を抱きしめるナオキ。しかし何度も妻を作り変えるうちにナオキは「あれはマユミなんかじゃない」と言い放ち、妻への愛がだんだんと狂気に変わっていく。妻を愛するあまり完璧な妻を求めるナオキの行動はエスカレートし、マユミも夫への復讐を企てる。
果たして2人には一体どんな未来が待ち受けているのか?科学技術が進歩した近い未来の“愛の形”を描くサイコパスサスペンス・ロマンス作品が完成した。
本作に登場する新しいキャラクター(キャスト)も解禁となった。ナオキが抱える秘密を唯一知る存在となる小笠原医師役を、様々な映画やドラマで活躍する俳優の水間ロン、ナオキが妻への愛を狂わせていくきっかけとなるミステリアスなタイ人女性=Jeab(ジェブ)役を、タイの俳優ジアッブ=ララナーコーントラニンが演じる。
監督・脚本は、『ある男』で「日本アカデミー賞」最多8冠を獲得し国内外から注目を集める石川慶。SF脚本家ブラッド・ライトを共同脚本家にむかえ、ポーランド出身のピオトル・ニエミイスキを撮影監督に起用。『愚行録』『蜜蜂と遠雷』『Arc アーク』に続き、今回4作目のタッグとなる。
本作はタイで撮影され、カナダのVFXチームが最新のCG技術で近未来の舞台を担当するなど、国際色豊かなクリエイター陣が美しくリアリティ溢れる新たな近未来を創り上げた。
<コメント>
伊藤英明(ナオキ役)
ナオキはマユミと出会い恋に落ちて、彼女をアンドロイドとして何回も作り直すという一途で猟奇的な男なんです。近未来の世界の中でも人間の愛憎は存在する。一昔前であれば未来と人間は相反するものとして映画では描かれていたのが、現代の私たちにとって『未来』が近くなった、という感覚で石川監督が描いた未来と人間が共存している世界がとてもおもしろいものになっていると思います。共演した新木さんは監督が描くキャラクターを自分の中で咀嚼して、どう演じるかということへの努力を惜しまない人だなと感じました。自分に役を近付けさせるのでは無く、役に自分を染み込ませることができる人で普段の新木さんとは全然違う人間として『役が生きていく』という感覚を感じさせてくれるとても魅力的な俳優だと思いました。
新木優子(マユミ役)
伊藤さんはすごく純粋無垢な方で、そういう純粋な所がナオキと重なり、石川監督がおっしゃった一つ一つの言葉や言動を大切にして演じられているように感じました。撮影に入る2週間前くらいからタイに滞在していたのですが、贅沢なことに石川監督と伊藤さんと私三人で、台詞やシーンについてたくさん話す機会がありました。石川監督は私たちの気持ちを汲んでくださって、監督と私たちが思っていたものが合わさった時の変化をとても楽しみながら共有してくださり、信頼を寄せて演じることができました。
Amazon Original映画『不都合な記憶』は9月27日(金)よりPrime Videoにて世界独占配信開始