糸島ドライブついでに、様々な魚が狙える人気ポイント「西浦漁港」【福岡市西区】
キャンプに代表されるアウトドアブームの中、ここ数年で一気に増えた釣り人口。みなさんの周りにも釣り好きな人は多いのではないでしょうか?このコーナーでは福岡市内から気軽に行ける、フクリパおすすめの釣りスポットをご紹介します。あなたも福岡の海や川や池で大物をゲットしてみませんか?
西浦漁港について
ご紹介する「西浦漁港」は、糸島半島の北部に位置する玄界灘に面した自然豊かな漁港です。
福岡市中心部から車でアクセスしやすく、新鮮な海の幸を求める人々で賑わいます。
その最大の魅力は、なんといってもその日水揚げされたばかりの新鮮な魚介類。
イカ、サザエ、アワビ、タイ、ヒラメなど、四季折々の旬の魚介が水揚げされ、港に隣接する直売所や飲食店でその日のうちに味わうことができます。
特にイカの活き造りは西浦漁港の名物として知られ、透き通った身とコリコリとした食感は訪れる人々を魅了し、糸島ドライブコースの立ち寄りスポットとしても人気です。
西浦漁港へのアクセス
まずは「西浦漁港」へのアクセスをご紹介します。
西九州自動車道「今宿IC」を下車して糸島半島に入り、県道54号線を二見ヶ浦方面へ。途中には「福岡市海釣り公園」や、ヤシの木ブランコのある「ざうお本店」などがありますが、そのまま通過します。
するとこちらの名前のない信号機があるので、ここを右折します。目立つような案内看板はありませんのでご注意を。
そのまま直進していくと西浦漁港に到着します。福岡都心部からは約50分のドライブでした。
こちらが西浦漁港の風景。たくさんの漁船が停泊しています。
西浦漁港で釣れる魚
西浦漁港は玄界灘に面しており、特に秋から冬にかけてのアオリイカ釣りが人気。新子と呼ばれる小型のアオリイカの数釣りが楽しめ、サイズアップした親イカも狙えます。
アジも年間を通して釣れる魚ですが、特に秋には良型のアジが狙えます。サビキ釣りで手軽に釣れるため、家族連れにも人気です。
さらに西浦漁港が位置する糸島半島は、天然真鯛の漁獲量が全国有数であることからもわかるように、鯛も非常に有名です。フカセ釣りという釣り方でなどで狙うことができますよ。
その他にも季節によってキスやカレイやマゴチ、チヌやクロ、メバルやアコウといった様々な種類の魚を釣ることができます。
西浦漁港の釣りスポット
それでは改めて西浦漁港全体を見てみましょう。
西浦漁港には南側と北側に2つの堤防があります。また、沖合にも2つの堤防があります。
この南側と北側の堤防での釣りがメインとなっています。
南堤防
まずは南堤防から。
この堤防の長さは約220m。外海側が一段高くなっており、フェンスが設置されています。
港内には漁船がたくさん係留されているので、ロープや漁具などに仕掛けが絡まないように気をつけましょう。
130mほど直進していくと沖に向かって折れ曲がっています。
港内は足場が低く、波も穏やかなのでサビキ釣りやファミリーフィッシングに適しています。
さらに進むと、赤い灯台がある突端部分に辿り着きます。
突端部分には消波ブロックが敷き詰められています。奥に見えるのは沖合にある堤防。ここは好ポイントなのですが、船の通り道になっており、漁船が頻繁に往来するので特に注意が必要です。
また、夜釣りでは常夜灯に集まる魚を狙えますよ。
海を覗いてみました。さすがに糸島半島の西側は透明度が高いです。
外海側には堤防の根元まで消波ブロックが敷き詰められています。消波ブロックでの釣りは足場も悪く、転落の可能性もあるためライフジャケットなどの装備が必須となります。
堤防の最南端は川の河口になっており、魚影が濃いのが特徴。ちなみに河口の対岸にも消波ブロックで組まれた堤防が伸びています。
北堤防
次は北側にある堤防へ。
先ほどの南堤防から500mほど先に駐車スペースがあります。
この堤防の長さは約250m。先ほどと同じように外海側には高いフェンスが張られています。
ちょうど堤防の中間地点です。左手奥に見えるのが南堤防、右手奥に見えるのが沖合にある堤防です。
突端まで来てみました。ここは潮通しも良い上に沖合の堤防との距離も近く、わずか40mほどしか離れていません。遠くまで投げれば沖合の堤防付近まで狙うことができますが、漁船の往来が多いので、漁業関係者のご迷惑にならないよう、くれぐれも注意しましょう。
消波ブロックの下には大きな石が敷き詰められていました。この隙間を狙うとメバルなどの根魚が釣れそうですね。
また、北堤防のさらに北側はごろごろとした大きな石が点在しており、アオリイカの好ポイントとなっているそうですよ。
ルールやマナーを守って釣りを楽しもう!
この西浦漁港は年間を通じて様々な魚が釣れることで人気の釣り場となっており、日々多くの釣り人が利用しています。
しかし、その一方で様々なトラブルも多いようで、漁港内には注意喚起の看板がたくさん立てられていました。
くれぐれもルールやマナーを守って、安心・安全・快適に釣りを楽しむようにしましょう。
特に漁業関係者のご迷惑にならないよう十分配慮が必要です。
西浦漁港近くのおすすめスポット
西浦漁港に行くならぜひ立ち寄りたいスポットなのが「まる弥の魚卓」。
漁港のそばにある、漁師さんが営む人気の干物屋さん&食堂なのです。
画像出典:https://maruyagyotaku.wixsite.com/mysite
毎週月・土・日曜および祝日はランチ営業を行っており、新鮮な絶品の魚料理や「九州一」と称される絶品の鯛茶漬けが楽しめますよ。
■まる弥の魚卓
住所:福岡市西区西浦1265-38
TEL:080-2905-0808
営業時間:17:00〜20:30(ランチ営業は月・土・日・祝日の11:00〜15:00)
Instagram:@maruyanogyotaku
ということで、今回は糸島半島の北部にある「西浦漁港」をご紹介させていただきました。
漁港の近隣には糸島の人気観光スポットがたくさん点在しているので、ドライブがてらに釣りを楽しむこともできますよ。
また、「唐泊漁港」「野北漁港」「福岡市海釣り公園」といった釣り場も比較的に近いので、丸一日かけて様々な釣り場を攻めてみるのも楽しいかと思います!