『北方川釣り体験場』でのエリアトラウト釣行でニジマスと対面 ご当地スプーンにヒット
1月25日、筆者が主宰する釣りクラブのメンバーであるシンガーソングライターのホシノカオリさんと、愛知県一宮市の北方川釣り体験場(北方マス釣り場)へ出かけた様子をレポートしたい。
北方川釣り体験場へ
午前8時に現地に到着して受付を済ませ、川を渡った下流側に釣り座を構えた。1月下旬といえど朝は風もなく、ポカポカ陽気。カオリさんはヴァルケインのハイバースト、私は同じくヴァルケインのサーヴァントスピアでスタートした。
朝のスタート直後の活性は決して高いわけではなく、周囲でもポツポツと釣れている程度。北方は水深が浅いので、中層からボトム付近のレンジを意識しながら探っていくと、カウント3でまず私にヒット。レギュラーサイズのニジマスを手にし、まずはひと安心だ。
放流後にヒット
そうこうしているうちに1回目の放流がスタート。この放流では、少し時間が経過してからじわりと効果が出てきたよう。カオリさんがハイバーストの0.8g、オレンジ/黒の明滅系カラーでヒットに持ち込んだ。レンジはカウント3~4秒でスローに巻いて1匹目。
ここからも連発とはならず、スプーンやカラーをローテしつつポツポツと追加していく。いずれもボトムスレスレをスローに引いてくるイメージでのヒットだった。
ご当地スプーンに反応
対する私も、やはりヒットは中層よりも下のレンジ。手早く探るために重めのスプーンも試してみたものの、ウェイトがあるスプーンにはアタリがない。1g以下の軽いスプーンでレンジを入れないと、この日のニジマスは釣れてくれない。
サーヴァントスピアの0.7gをカウント4秒入れてからデッドスローでヒット。そこからはなかなか続かない時間へと入ってしまう。そこで北方のご当地スプーン、ピーチバイソンのグレープ0.9 g、カラシ/ブラックを試してみる。
ボトムに入れてゆっくり巻いてくると、途中からずーっとチェイスしてくる魚がいる。レンジを外さないように全神経を集中させていると、手前のカケアガリ直前でスプーンを猛追。後ろからひったくるようにゴン!と強いバイトが出た。
バイトの瞬間が丸見えで、エキサイティングなヒットに大興奮だ。サイズも良く、30cmオーバーのグッドコンディションのニジマスをゲットした。
強風に苦戦
このあたりからなかなか反応がなくなってきたものの、2回目の放流があり期待を込めて釣り続ける。しかし日が高くなるにつれ強風でラインが流されてしまい、もはや釣りどころではない。
風の影響を受けないようにラインを水中に沈めて対処するが、活性が上がり切らぬまま後半は私が1匹追加したのみで昼を迎えてタイムアップ。
お互いツ抜けにはほど遠い釣果だったものの、久しぶりのエリアトラウトを楽しんだのだった。
<週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年2月21日号に掲載された記事を再編集したものになります。