美術区民会展 絵画と歌の競演 弾き語りで盛り上げ
港北美術区民会(渡邊恵子会長)の作品展が5月13日から19日までミズキーホールで行われ、音楽セラピストの中川ともゆきさんによる公演が14日に開催された。
今回が17回目となる作品展で、期間中は3歳から89歳までの作者による油絵や水彩画などがずらり。中川さんの公演には30人ほどが集まり、作品を前に「高校三年生」や「東京行進曲」、「およげ!たいやきくん」など昭和の歌謡曲や童謡が披露された。市内の福祉施設などで音楽療法として弾き語りを行っている中川さんは、前奏を弾いて曲名を尋ねたり、歌詞に関連して「思いつく柑橘を10個言いましょう」と来場者に投げかけて場を沸かせた。「愛の讃歌」を歌い上げると、大きな拍手が送られた。
参加した80代の男性は「昭和の時代や当時の情景が浮かんでとてもよかった」と笑顔。渡邊会長は「ステージではなく作品の前での演奏で、フラットな雰囲気で楽しんでもらえた」と話した。