笑福亭鶴瓶の独演会『kikippa 笑福亭鶴瓶落語会 2024』の全国ツアーが開催 公演ビジュアルも公開
笑福亭鶴瓶の独演会『kikippa 笑福亭鶴瓶落語会 2024』全国ツアー(福島を皮切りに、兵庫、広島、大阪、福岡、鹿児島、沖縄、東京、宮城の全国9か所を巡る)が今年も開催されることが決定し、公演ビジュアルも公開された。
テレビのバラエティー番組、ドラマ、映画などで、顔を見ない日はないと言ってもいいぐらい、多方面に 引っ張りだこの落語家・笑福亭鶴瓶。その鶴瓶のライフワークである落語の全国ツアー『kikippa 笑福亭鶴瓶落語会2024』を10月より開催する。
現在72歳の鶴瓶は、大阪市出身で、1972(昭和47)年、六代目笑福亭松鶴に入門。入門直後からラジオやテレビに出演し、軽妙な語り口と親しみやすさで注目を集め、瞬く間にお茶の間のおなじみになった。俳優としても大活躍で、その演技力が認められ、日本アカデミー賞、放送文化基金賞などで数々の賞を受賞している。
落語の世界をさらに発展させるための挑戦も50歳を過ぎてから始めた。六代目笑福亭松鶴の住まいの跡地に寄席小屋『無学』を開設。20年以上もの間、毎月一回、少人数の『帝塚山無学の会』として噺家(はなしか) や芸人、ミュージシャンらゲストを招き、落語会、コンサート、トークライブなどの活動を精力的に行っている。古希を過ぎてなお落語に対する情熱は衰えることがない。
『笑福亭鶴瓶落語会』は他の噺家とは異なり、趣向をこらした演出や美術も見もの。高座だけの一般の落語会とは違い、和モダンでセンスがある美術や、お囃子によるスペシャル生演奏など、鶴瓶のサービス精神を具現化して、大きな反響を呼んでいる。
今年のトリネタは「子は鎹(こはかすがい) 」。6月に逝去した桂ざこばとの思い出深い噺とのことだ。“生”にこだわった鶴瓶の至高の話芸を、劇場でたっぷりと味わってみてはいかがだろうか。