秋の全国交通安全運動 伊賀名張で出動式 CMモデルが一日署長に
秋の全国交通安全運動の出動式が9月20日、三重県伊賀・名張両市で開かれた。運動期間は21から30日までの10日間。
名張市朝日町の朝日公園であった名張署管内の出動式には、行政や交通安全団体の関係者ら約70人が参加。CMモデルなどの活動を展開する松島史奈さん(30)が初めて一日警察署長を務め、歩行者の横断歩道や歩道橋の利用、飲酒運転の根絶、自転車利用時のヘルメット着用などを呼び掛けた。
松島さんは津市出身で、昨年8月に三重サイクリング協会公式アンバサダーに就任。運動期間中の9月23日に市役所で開かれる交通安全フェスタでは、啓発グッズの配布を行う。
同署によると、今年1月から9月19日までの同署管内の交通事故総件数は1488件(前年同期比56件増)、人身事故49件(同7件減)、死者3人(同2人増)、物件事故1439件(同63件増)。
県警音楽隊も参加
伊賀署管内では、上野公園お城前広場(伊賀市上野丸之内)で出発式があり、約100人が参加した。式典では県警音楽隊の演奏があり、県警ヘリが城上空を飛行した。一日警察署長はOSK日本歌劇団の椿りょうさんが務めた=写真。
県警音楽隊は「県民と警察を結ぶ音のかけ橋」として広報啓発活動に取り組んでおり、この日は20人の隊員が参加。テレビドラマ「西部警察」のテーマなど全6曲を演奏。交通安全の意識高揚に一役買った。
同署交通課によると、管内で今年発生した交通事故は9月19日現在で総件数1673件(同141件減)、人身事故86件(同22件減)、死者1人(同1人減)、負傷者104人(同25人減)。