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【独占】LOVE PSYCHEDELICOが語る25周年とふたりの関係とは?

anna(アンナ)

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デビュー25周年を迎えたLOVE PSYCHEDELICOのおふたり。今もなお多くのオーディエンスを魅了し続けているKUMIさん、NAOKIさんが、インタビューに応じてくれました。

第1回では、25周年を迎えた今の思い、ライブのこと、お互いへのリスペクトについてたっぷり語っていただきます!

( Index )

25周年を迎えたそれぞれの思いLOVE PSYCHEDELICOは集合場所?KUMIさんが船頭、NAOKIさんは……!?アコースティックとバンド、それぞれに感じるところは……

25周年を迎えたそれぞれの思い

25周年、おめでとうございます。まずは今の気持ちを教えてください。

KUMI:

5年前、20周年のときは「あっという間だったな」という感じでした。でも、そこからたった5年だけど「けっこうやってきたな」って感じがしますね。20年経ってようやく自分で“音楽家かな?”って実感できるようになって。そこからの5年は、随分やってきた感じがあります(笑)。

NAOKI:

みんなそうでしょうけど、思い返せばいろいろあった。でも、これから先どう生きていくかの方が大切なんで。あんまり25周年を強く意識してるわけではないです。ただ、大阪は25年間で一番通わせてもらった街だし、ラジオ局とかに来ても長い付き合いの人たちがたくさんいて、大阪でたくさんの仲間に「おめでとう!」って言ってもらえるのはうれしいですね。

anna(アンナ)

LOVE PSYCHEDELICOは集合場所?

では、自分たちのスタイルが確立したと感じたのも20年を過ぎたころですか?

KUMI:

どうだろう、自分たちのスタイルって「わかってるようでわかってない」感じで(笑)。最初から「こんな音楽をやろう」とかではなくて、2人で何ができるかって始めたものがわりと早い段階でみなさんに聞いていただけたんです。“LOVE PSYCHEDELICO”とは?とか、“こういうことをやってみたい”と話し合うのは、アルバムの制作や、ツアーごとにという感じですね。それが20年経ったときに、LOVE PSYCHEDELICOというより「音楽家として成り立つようになってきたのかな」って思えるようになりました。未だにLOVE PSYCHEDELICOって……

NAOKI:

スタイルというより「集合場所」っていう感覚かもしれないですね。

KUMI:

あぁ、たしかに。私たち2人にとってはね。

NAOKI:

だから、これから先全然違う音楽だったり、表現をするかもしれないし、決め事はあんまりない。特に今はそういう心境かもしれないですね。

LOVE PSYCHEDELICOといえば、日本語と英語をミックスした歌詞も特徴ですが、どんなきっかけで生まれたんですか?

KUMI:

デビュー前は、バンド形態でライブ活動が中心だったんです。曲も録音してない状態で、ライブは全部英語の歌詞で歌っていました。
でも、作品づくりを意識するようになって、初めて歌詞と向き合ったときに「日本語も入れてみたい」と思って。そのとき生まれたのがデビュー曲の『LADY MADONNA(〜憂鬱なるスパイダー〜)』でした。歌詞のミックスは、このとき自然にできあがったものなんです。

KUMIさんが船頭、NAOKIさんは……!?

25年いっしょに音楽をつくってきて、お互いに尊敬しているところはどこですか?

NAOKI:

尊敬できるところだらけですよ(笑)。でも、具体的には言わないけどね(笑)。

KUMI:

(笑)。

anna(アンナ)

NAOKI:

思い返すと、バンドのターニングポイントってKUMIの一言で決まってることが多いんです。
「スタジオを作ろう」とか「この曲に出会えたんだったら、アルバムを作ろう」とか。LOVE PSYCHEDELICOの重要な選択肢は、KUMIさん発信のイメージ。

KUMI:

私は“船頭係”ですね。イメージを話すだけ話して、実行して形にしてくれるのはNAOKIさん。実行部隊です(笑)。そのバランスは、ずっとありがたいなって思っています。

NAOKI:

司令塔と……なんでしょうね、労働担当みたいな(笑)。

アコースティックとバンド、それぞれに感じるところは……

ライブについても教えてください。4月13日(日)の「てんしば」でのライブは、バイオリンの美央さんとの3人編成でしたね。「デビュー25周年アニバーサリーライブハウスツアー」はバンドスタイルになるのでしょうか?

KUMI:

そうです!

NAOKI:

アコースティックを始めたのは海外、15年L.Aに長期滞在していたとき。毎週いろんなライブハウスでセッションする中で、アコースティックスタイルが生まれました。そこに最近は必ず美央ちゃんがいてくれて。

アコースティックとバンド、それぞれの違いをどう感じていますか?

KUMI:

違い……

NAOKI:

違うっていえば全然違うし。

KUMI:

やってることは同じだけど(笑)。どちらにも良さがあります。

anna(アンナ)

NAOKI:

でも美央ちゃんと3人だと、ドラムもいないからカウントもリズムキープもない。3人の呼吸だけで演奏が成立しているで、呼吸するように音楽ができるっていう意味では、美央ちゃんと3人だからこその喜びはすごいありますね。昨日(坂ノ上音楽会)もその喜びをすごく感じました。

KUMI:

アコースティックは、よりシンプルな分、曲の核が強いというか。あまり多くのことは意識せず、みんなの“柱”から演奏しているって感じなんだけど(笑)。
バンドは音色やハーモニーが多いから、みんなでLOVE PSYCHEDELICOの曲の現象の中で演奏をしているような。もっとカラフル。

NAOKI:

バンドは、自分たちだけではコントロールできないからこそ、いい方向に流れたときのエネルギーがすごい。自分たちも、その流れに乗せてもらっています。

写真・文/國友敬

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