「包丁」の寿命を縮める“うっかりNG行為”3つ「何気なくやってた…」「ダメなんだ!」
毎日のお料理に欠かせない包丁。使いやすいお気に入りの一本を、できるだけ長く大切に使いたいですよね。しかし、何気なくやってしまっている使い方が、包丁の寿命を縮めているかもしれません……。そこで今回は、包丁の寿命が縮む、うっかりやりがちな「3つのNG行為」をご紹介します。
NGその1.かたいものを無理にカットする
冷凍されたままの食材やかぼちゃのようなかたい野菜を、無理に包丁で切ろうとしたことはありませんか? 力を込めて強引に切ると、刃こぼれや歪みの大きな原因になります。包丁の刃は、見た目以上にデリケート。かたい食材にに力まかせで押し込むと、刃先が欠けるなどの金属疲労を起こすことも珍しくないんです。
大切な包丁を長く使うためにも、のこぎりのようなギリギリと強引にカットする行為は控えましょう。冷凍品は解凍する、かたい野菜は電子レンジで軽く火を通すなどくふうすると、包丁も傷まず安全にカットできるはずです。
NGその2.濡れたまま放置する
洗い終わったあと、包丁をシンクにそのまま置く。じつはこれも、包丁が劣化するNG行為のひとつです。包丁は水分や塩分にとても弱く、濡れたままだとサビが発生しやすくなります。
キレイに洗い終えたらできるだけ水気を取り除き、できれば風通しのよい場所で乾燥させる習慣が大切です。包丁立てを使う場合は、できるだけ通気性のよいものを選びましょう。
NGその3.頻繁に包丁を研ぐ
切れ味が鈍ってきたとき、「とりあえず研いでおこう」と包丁を過度に研いでいませんか? もちろん研ぐことは大切ですが、研ぎすぎると刃が早く減るため結果的に劣化する原因になります。
包丁はこまめに研ぐのではなく、使い方に合う頻度で適切に研ぐのがベストです。研いでもなかなか切れ味が復活しない場合は、そもそもの研ぎ方が間違っている場合もあります。
愛用している包丁を長く使い続けたいのなら、プロの研ぎ直しサービスを利用するのもひとつです。
包丁の扱い方を見直してみよう
毎日の料理に使う包丁こそ、ていねいに扱うことが大切。正しい使い方と適切なケアを心がけて、長く安全に愛用しましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア