見た目はビール?なパスタに脳がバグる くら寿司の「ビルボナーラ」食べてみた
回転寿司チェーン「くら寿司」にて、4月4日から開催中の「桜鯛といくら」フェア。筆者がプレスリリースを眺めていたところ、目を疑うようなメニューが視界に飛び込んできました。「び……ビルボナーラ……?」
一見するとビールにしか見えないこの商品、あろうことかビールジョッキにカルボナーラを突っ込んでしまったという、正気とは思えないメニューです。しかし、ネタには飛び込みたくなるのが人の性(さが)。早速食べに行ってみることにしました。
受付で案内された席に着くと、まず目に飛び込んできたのは、桜鯛といくらフェアのPOP。おいしそうなお寿司の写真が並ぶその横に、ビルボナーラのPOPを発見しました。時節的にエイプリルフールの可能性もありましたが、ちゃんと販売されているようです。ちなみに価格は680円(税込)となっています。
テーブルのタッチパネルで注文すること数分後、チャイムが鳴り商品が席に到着しました。ビールが注がれたジョッキがレーンにのってやってくる光景……異様である。もしかするとほかのテーブルの方も、目の前を生ビールが高速で通り過ぎていくさまを思わず二度見したかもしれません。
皿を取り、目の前でよく観察してみても、完全にビールにしか見えません。上部には甘みを抑えたホイップクリームをのせ、ビールの泡を再現。そして液体部分にはカルボナーラという、組み合わせ自体は悪くないように感じますが、どうしてビールジョッキに……謎は深まるばかりです。
さて、気を取り直して、気になるお味をチェックしていきましょう。箸をジョッキに差し込むと、底のほうに麺を発見。すくいあげて一口食べてみると……おお、濃厚!
カルボナーラとしてのおいしさはもちろんのこと、もったりとしたホイップクリームとよく絡んでまろやかさや舌触りの良さがプラス。口内に長く味がとどまり続けます。ネタメニューかと思いきや、意外にも本格派で脳がバグりそう……。
また、よく混ぜることで粘度がさらにアップし、麺がソースをしっかりとキャッチ。ゴロっとした厚切りのベーコンも入っていて、味と食感にアクセントを加えます。最後まで飽きの来ない工夫満載、なおかつボリューム満点で、一品で十分な満足感が得られました。ごちそうさまでした!
お寿司屋さんでビールジョッキに箸を突っ込み、麺をすする光景はやや目立つかもしれませんが、決して後悔はしない完成度です。「ビルボナーラ」は店内限定メニューで、持ち帰り不可。5月1日までの期間限定提供となっているので、気になった方はお早目に。
<参考・引用>
くら寿司プレスリリース
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025040602.html