素手による殴り合い!『Yogibo presents 超RIZIN.3』にベアナックル2カードが追加
7月28日(日)に開催される『Yogibo presents 超RIZIN.3』の追加カードとして、「ジョン・ドッドソンvs.征矢貴」「タイ・エマリーvs.チャリーサ・シガーラ」の2試合が決定した。
いずれも“素手で殴り合う”ベアナックル・ルールでの試合となり、世界最大のベアナックル・ボクシングのプロモーションであるBKFC(ベア・ナックル・ファイティング・チャンピオンシップ)とのクロスプロモーションによって実現した。
今回追加された1つ目のカード、現BKFCフライ級王者のジョン・ドッドソンと征矢貴による57.2kg契約(2分5R)のノンタイトル戦。
ドッドソンはこれまで3度RIZINのリングに上がった経験を持つファイター。2022年大晦日の『湘南美容クリニック presents RIZIN.40』に初参戦し、所英男を撃破。2023年5月の『RIZIN.42』では竿本樹生に3-0の判定で圧勝するも、続く大晦日の『にゃんこ大戦争 presents RIZIN.45』では扇久保博正に判定で敗れ、RIZIN初黒星を喫した。BKFCには2022年8月から参戦し、3戦すべて1RKO/TKO勝利でBKFCフライ級王座を手にすると、今年3月にはダゴベルト・アグエロを相手に激闘を演じドロー防衛を果たしている。
一方の征矢は、今回がベアナックル初挑戦となる。RIZINには2019年に初参戦し2連勝するも、体調不良により一時戦線離脱。しかし2022年の『SPASHAN presents RIZIN TRIGGER 3rd』で中務修良にTKO勝利を収め完全復活を果たした。RIZINでのここ2試合は激しい打撃戦の末に敗れているが、その拳から繰り出される強打は健在。「ベアナックル=素手」による殴り合いで、改めて存在感を示したいところだ。
もう1試合は、タイ・エマリーvs.チャリーサ・シガーラの女子選手によるベアナックルルール戦。
ランジェリー(下着)風のユニフォームで行う七人制の女性インドア・アメリカンフットボールリーグ「レジェンズ・フットボール・リーグ(LFL)」の選手だったエマリーは、コロナで渡航中のタイから出国できず8ヶ月間ムエタイジムでの生活を余儀なくされるなかで打撃競技に開眼。2022年9月にBKFCデビューを果たし、KO勝利を飾った。BKFC戦績は1勝1敗。
対するシガーラは、2021年にBKFCデビュー。顔面を真っ赤に血で染めながら5Rの死闘を演じて注目を集め、激闘型のファイターとして一躍人気選手となる。2023年2月のジェイミー・ヒンショー戦では、試合中の脱臼によりTKO負けを喫したが、凄惨な怪我にも関わらず試合を続行しようとするファイターとしての熱意に観客は心を打たれた。
熱いファイトスタイルとセクシーな魅力をアピールする両者のベアナックルルールでの試合。日本ではあまり馴染みのない女子選手によるベアナックル戦に、熱戦への期待がかかる。
『Yogibo presents 超RIZIN.3』のチケットはイープラスで発売中。朝倉未来 vs. 平本蓮、扇久保博正 vs. 神龍誠、斎藤裕 vs. 久保優太、所英男 vs. ヒロヤ、芦澤竜誠 vs. 皇治、鈴木博昭 vs. YA-MANなどのカードと合わせて、ベアナックル戦にも注目したい。