白墨の花火が出迎え新学期 川和中学校
川和中学校(高部振司校長)の美術部員有志が、夏休み期間中の8月20・21日の2日間、新学期のはじまりに合わせ、全クラスの黒板にチョークで花火を「打ち上げた」=写真。
チョークで描く花火は今年で4年目。顧問の阿部文尚さんによると新型コロナの影響で部活動も制限されていた当時、「黒板に花火を描いたら、夏休み明けに憂鬱な気分で登校してきた同級生を少しでも元気づけられるのでは」と始めたのがきっかけ。今年は2日間で延べ約30人の部員が参加。動画や画像を参考に2日がかりで全クラスの黒板に花火を描いた。
部長の矢口愛梨さん(3年)は、「花火を見てくれたクラスメイトが喜んでくれて嬉しい」とはにかむ。これまでは直線で表現することが多かったが、3年目ともなるとチョークを横にして幅を使って描いたり、指や黒板消しでぼかしたりと工夫を凝らせるようになったという。