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上野『COFFEE SHOPギャラン』のギンギラ煌めくシャンデリアの下で朝からがっつりオムライス

さんたつ

JR・地下鉄上野駅から徒歩3分。JRの高架線と並行に栄える商店街に1977年創業の喫茶店『COFFEE SHOP ギャラン』がある。コーヒー色に統一された店内は、煌びやかなシャンデリアやランプがところどころに灯っていたり鋲が打ってある革張りのソファがあったりして“超ゴージャス”。一歩店に踏み入れれば昭和の時間がよみがえってくる純喫茶だ。

COFFEE SHOP ギャラン(コーヒーショップ ギャラン)

階段を上がるとそこに昭和の風景が広がる1977年オープンの純喫茶

地下鉄上野広小路駅からJR上野駅方面を目指して歩いたものの、地下通路が知らない間にいろんなところにつながっていて迷ってしまった。本日の目的地『COFFEE SHOP ギャラン』の前に着き、後ろを振り返ると大通りの向こうにJR上野駅不忍口が見えた。なーんだ、こんなに近かったの⁉️

店頭からフォトジェニック。2階の窓にある装飾までキュンとしちゃう。

レンガ作りの外観から風格を感じさせる『COFFEE SHOP ギャラン』は、店頭の食品サンプルをはじめその奥の電球看板もイカしてる。いろんなところが気になって感心しながらシャッターを切っていると、チーフの藤沢健さんが話を聞かせてくれた。

2代目オーナーの息子でチーフの藤沢健さん。

「1977年に初代オーナーがこの店をオープンしました。2007年ごろご縁があって私の父がこの店を譲り受けたんですが、店内の調度品はもちろんメニューもほとんど創業当時のままで営業しています」と話す。

食品サンプルを見ただけで心が躍る。今朝はご飯ものもいいかもなぁ。

古さはあるが清掃や管理が行き届いており、アンティークに感じるような上品さがある。階段を上り店の中へ入った。

2階へ登る途中にあるガス燈風の看板。絵になるねぇ。

内装に8000万円もかけている古き良き昭和の純喫茶

店内に入っても予想を裏切らない心地よさ。というか、想像以上にシャンデリアやランプがキラキラしていてトキメキ度200%。最近は純喫茶でも禁煙、分煙をしている店舗が増えて来たがこの店は全席喫煙OKだ。ふだんはタバコの匂いが好きではないけど、昭和の面影を残すこのシチュエーションにはタバコの匂いと煙がよく似合う。

レジの横には紙巻きタバコだけでなく加熱式タバコのカートリッジも置いてある。
鏡張りの壁とシャンデリア、鋲打ちのソファ、銅製のレリーフ。幾何学模様の床のタイルも純喫茶らしいエッセンス。

まるで昭和にタイムスリップしたみたいだ。ソファにどっかり座って常連のおじさんヨロシク、コーヒーを飲みながら入り口に置いてあったスポーツ新聞を広げたくなる。

「聞いた話によると、この店の設備は総額8000万円くらいかかっているそうです。ランプや調度品はどれも1点ものなので大切に扱っているんですよ。うちはタバコを吸われるお客様が多いのでランプやシャンデリアは月に1度は清掃し、窓や壁は毎日拭き掃除をしています」と藤沢さん。

高級そうなレリーフ。壁のタイルにも金色が散りばめられている。

常連客は幅広い年齢層にわたり、最近は外国人客も増加傾向にある。休日になると若者が店内を埋め尽くすこともあるとか。

「僕もリアルタイムでは昭和を知らない世代ですが、惹かれる気持ちがよくわかります。店内はパソコンも使えない、Wi-Fiもないので、みなさんデジタル機器が皆無の非日常感を味わっていますね。上野6丁目には『イワムラ珈琲店』、『珈琲 王城』、『喫茶店 丘』など歴史のある純喫茶が多く、カフェ巡りを楽しむ人が増えているようです。僕も純喫茶が大好きで、休みの日はしょっちゅう都内にある名店に行っています」

純喫茶で働き、休日も純喫茶を巡るという藤沢さんのアツい愛に感心。

ほとんどの人がタバコを吸っているが、手入れが行き届いているので店内にはヤニなどついていない。

店内を案内してもらいながらしばし立ち話をしたあと窓際の席へ案内してくれた。窓の外にはJRの高架がかかっていて、ときおりゴォォォと音を立てて電車が走っていく。衝立からのぞく車両の上部をぼ〜っと眺める時間が心地いい。

朝からモリモリ! チキンピラフのオムライス

さあさあ、朝ご飯の時間です。こちらでは朝8時から昼2時までのセットメニューが食べられる。軽めならトーストやサンドイッチ、がっつり食べられるカレーやオムライス、パスタもある。今日のお腹の状態としてはがっつり系もいけそうだ。

トーストとサンドイッチは全8種。サラダとヨーグルトがついてくるのもうれしい。
がっつりご飯もの&パスタはサラダとドリンク付きで各1100円。

やっぱり今日はがっつり系にしよう。入口の食品サンプルを見た時から気になっていたオムライス1100円をオーダーした。

卵で玉ねぎ、グリンピースが入ったチキンピラフを包み込む。
しっかり卵に火が通ったタイプのオムライス。ケチャップとのコントラストが最高〜!

瞬く間に仕上げられたオムライスが我が卓へやってきた。赤い色はやる気が出るとか闘争心が湧くとかいうらしいが、たしかに食欲がメキメキ。早く食べたい!

まずは熱いうちにコーヒーをグビリ。それが実食スタートの合図だ。

洋食は左からナイフを入れるのがマナーだけど、オムライスは真ん中からいっちゃう筆者。ケチャップがたくさんついている辺りにスプーンをプスッと差し込み、一口でガブリと食べた。

チキンピラフはバターの香りがして上品。グリンピース入りなのもうれしいじゃない!

ピラフだからお米がパラっとしていて、モチッと食感の卵との相性がいい。たまにフォークでサラダを挟みながら2口、3口と食べ進めていった。半分食べたところであれ!? オムライスは小ぶりに見えていたけどけっこう量が多いかもと気がついた。

「そうですね、ご飯はふつうのお茶碗1.5杯くらいはあるかもしれないです。だけどみなさんペロリと召し上がりますよ」と藤沢さん。

食べ終わったら満足してふぅ〜とひとつため息をついた。うん、体にエネルギーが満ちていくのがわかる。たまにはがっつり朝ごはんもいいですね〜。

パフェがめっちゃおいしそう! あんみつやみつまめがあるところも個人的には優良店に認定したくなるポイントだ。

「食後にスイーツはどうですか? うちのパフェは器の底にコーンフレークを入れてカサ増しなんかしていません。アイスと生クリーム、フルーツが乗っていて人気なんですよ。デザートも朝から食べられますからぜひ」とすすめられたが、すでに満腹メーターはオーバー気味。だけどめっちゃくちゃおいしそうなので、食べられないのが悔しい。また今度リベンジしに来ます。

COFFEE SHOP ギャラン(コーヒーショップ ギャラン)
住所:東京都台東区上野6-14-4/営業時間:8:00~22:30/定休日:無/アクセス:JR・地下鉄上野駅から徒歩3分

構成=アート・サプライ 取材・文・撮影=パンチ広沢

アート・サプライ
編集プロダクション
1971年創業の編プロ。「旅&食&散策」ジャンルに強く、情報誌では子供向けから鉄道やドライブでの大人旅まで。さらにグルメ系ではラーメンや唐揚げ専門情報誌をはじめ、日本全国うまいもの紹介なども手掛けている。

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