材木座まあめいど 地元の未利用魚を佃煮に 県なでしこブランド認定
女性が開発に貢献した優れた商品やサービスを県が認定する「神奈川なでしこブランド」事業。今年度は、材木座の株式会社まあめいどの佃煮「ぎぃちゃん」など10件が認定され、2月1日、横浜で認定式が開催された。
10回目の今年度は寄せられた100件のうち、10件を認定。鎌倉市からは、リッチモンドひとみさんが考案した、未利用魚ヒイラギの佃煮「ぎぃちゃん」が認定された。
柊の葉に似た小魚のヒイラギは、粘液をまとい、とげもある。釣り好きにはよく知られるが、スーパーなどには流通しない未利用魚だ。
リッチモンドさんは、元祖釣りアイドル「上野ひとみ」として活動し、現在も釣り師、料理研究家、飲食店経営など魚にまつわる仕事を続ける。
材木座には網元も多く、ヒイラギの干物を売っているところもあるが、「煎って酒のあてに食べるくらいで、何かできないかと考えていた。ご飯のお供として楽しめるように、ご近所さんや漁師さんにも味見をしてもらいながら、種類も増やしていきました」。
「ギィギィ鳴くから」と親しみを込めて商品名は「ぎぃちゃん」に。旨口・辛口・山椒・ガーリックオイルの4種で、各120g入り800〜1250円で販売中。「手土産としても好評です。釣り好きには『ヒイラギ食べられるんだ』と驚かれますよ」
購入は同社運営の飲食店「凪」(逗子市逗子5の1の12の2階)で。午後4時〜10時半。2月は不定休。ネットショップも準備中。(問)【携帯電話】050・8888・3069