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“悪かったな、北斎の娘で” 長澤まさみが謎多き葛飾北斎の娘に!『おーい、応為』ティザービジュアル

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“悪かったな、北斎の娘で” 長澤まさみが謎多き葛飾北斎の娘に!『おーい、応為』ティザービジュアル

江戸時代を代表する浮世絵師であり、日本国内のみならず海外で最も有名な芸術家の一人である葛飾北斎。そんな北斎の弟子であり娘として、数十年を共にした葛飾応為(かつしかおうい)を描いた映画『おーい、応為』が、2025年10月17日(金)に東京テアトル・ヨアケ共同配給にて公開となった。

長澤まさみが『MOTHER マザー』の大森立嗣監督と再タッグ

浮世絵を含めた芸術は男の世界だった江戸時代において、北斎の娘という境遇はありながらも、数少ない女性の絵師として活躍した葛飾応為。「美人画では敵わない」と北斎も認めるほどの絵の才を持ちながらも、短気で気が強く、煙草がやめられない豪快さを併せ持つ応為を演じるのは、日本を代表する俳優・長澤まさみ。2004年『世界の中心で、愛をさけぶ』で第25回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞受賞以降、日本映画界を牽引し続ける長澤にとって、本作は初の時代劇映画主演となる。

脚本・監督を務めるのは『日日是好日』『星の子』の大森立嗣。大森監督と長澤は、長澤が第44回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞ほか同年の映画賞を総なめにした映画『MOTHER マザー』(2020年公開)以来、2回目のタッグとなる。大森監督にとっても初の時代劇映画監督作となる本作で、再び長澤を主演として迎えた大森監督は、「長澤まさみという女優はいつだってすごくいい。でもこの映画の長澤まさみは最高かもしれない。」と賛辞を送っている。

撮影は2023年1か月強にわたり京都などで敢行されたが、クランクイン前から独特の筆の持ち方をする浮世絵の練習を重ねたという。長澤は、二度目のタッグとなる大森監督との撮影を「大森監督はパッションが強い方。演じることに向き合うことより、自分と向き合える時間を与えてくれました。心に灯った火を見つめる眼差しに、映画作りへの深い愛情を感じます。」と振り返った。演じた応為に関しては、「応為は子供の様な大胆さがあり、人の目を気にせず自由に生きます。その姿は現代の女性の匂いを纏っていて、カッコいい。知れば知るほど、味わい深い人物で、実際に彼女に会ってみたい、見てみたいと思いました。絵や北斎に対しては、まるで人生そのものをかけているようで、勇ましく神々しい。その全てに、私は憧れを抱きながら演じていました。」と想いを語った。作品について、「凄まじい情熱を持って生きた父娘の姿を温かい目で見てもらいたい。そんな映画になっていると思います」とコメントを寄せている。

大森監督は撮影を振り返り、「長澤まさみさんの演じる応為がオンボロ長屋で佇む姿がいまだに脳裏に焼きついて離れません。おそらく長澤さんは、長澤さんとしてでも、応為としてでもなく、ただの一人の誰か、体の大きな、キセルと犬と絵が好きな、江戸の長屋にいるある女として、そこにいたのだと思います。」と振り返っている。

北斎の娘であり右腕、やがて類稀なる絵の才能を開花させていく本作の主人公・お栄は、北斎から「葛飾応為」という画号(画家や書家などが本名とは別に用いる名前)を授かる。それは、いつも北斎が「おーい、飯!おーい、筆!」と、何かにつけて、お栄に用を頼むことから付けられた、師匠から弟子へ、父から娘へと渡された名前だ。茶も入れられず、針仕事もできないが、親ゆずりの画才と豪胆さで、男社会を駆け抜けていった先駆的な女性アーティスト・葛飾応為とは、どのような人物だったのか、期待が高まるタイトルだと言えよう。

「悪かったな、北斎の娘で」強く見つめる応為の瞳から目が離せないティザービジュアル

さらに、本日解禁となったティザービジュアルは、長澤演じる応為が、筆を手に持ちじっとこちらを見据える印象的な一枚。圧倒的な評価を受ける浮世絵師の父と同じ道を自ら選び厳しくも豊かな日々送る応為から放たれるセリフ、そして意志の強さを感じさせる表情から、本作で解き明かされる謎多き彼女の歩んできた生きざまの物語への期待が高まるビジュアルだ。

夫と喧嘩の末に離縁し出戻り、北斎が90歳で亡くなるまで弟子として娘として、共に暮らし続けた稀代の絵師・葛飾応為。自分の心に正直に情熱を燃やし続けた彼女が最後につかんだ幸せとはー。主演:長澤まさみ×監督:大森立嗣で贈る新たなヒロインの物語『おーい、応為』がこの秋、あなたの心を温かく照らす。

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