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福岡都心部を流れる「那珂川」で釣りを楽しむ【福岡市博多区・南区】

フクリパ

福岡都心部を流れる「那珂川」で釣りを楽しむ【福岡市博多区・南区】

キャンプに代表されるアウトドアブームの中、ここ数年で一気に増えた釣り人口。みなさんの周りにも釣り好きな人は多いのではないでしょうか?このコーナーでは福岡市内から気軽に行ける、フクリパおすすめの釣りスポットをご紹介します。あなたも福岡の海や川や池で大物をゲットしてみませんか?

福岡の都心部を縦断するように流れる那珂川

 

今回ご紹介するのは、福岡市を代表する川「那珂川」です。

「中洲のネオン看板群の前を流れる大きな川」と言えばきっと誰もがご存知でしょう。

この那珂川は、早良区の脊振山を源流とし、那珂川市を経て福岡市内に入り、南区から博多区を縦断するように流れ、やがて博多湾に注ぐ延長約35kmの川です。

同じ福岡市内を流れる川としては室見川・多々良川・樋井川・御笠川よりも都心部にあることで抜群の認知度を誇ってます。

「えっ!那珂川って中洲の横を流れとる川よね?あそこで釣りできると?」

そんな声も聞こえてきそうですので、今回は那珂川にある釣りスポットをピックアップしてみました。

出典:https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00312081/3_12081_1659_up_381zdi7v.pdf

那珂川を遡上しながら釣りスポットをリサーチ!

 

それでは、那珂川の下流域から上流へと上っていきましょう。

スタート地点は天神の明治通りに架かる西大橋。前方に見える「福博であい橋」は天神中央公園と中洲を繋ぐ橋になっており、橋の袂には国指定重要文化財の「旧福岡県公会堂貴賓館」や那珂川リバークルーズ船の発着場、人気カフェも点在し、観光スポットにもなっています。

その奥に見えるのは「キャナルシティ博多」です。

 

 

そのまま川を遡っていくと、次に見えるのは住吉通りに架かる「柳橋」。西側には博多の台所として知られる「柳橋連合市場」があります。

 

 

さらに進んでいくと百年橋通りに架かる「百年橋」が現れます。

さて、ここから2キロほど上流部へ移動してみましょう。

 

那珂川河川緑地エリア

 

JR竹下駅のちょうど裏手付近にやってきました。

かつてこの那珂川は都心部のブラックバス釣りの名所として有名でした。

しかし、約20年ほど前から護岸工事が進み、先ほどご紹介した「百年橋」から「五十川塩原大橋」付近までが「那珂川河川緑地」として整備されました。

整備後は昔ほどの釣り人の姿は見かけなくなりましたが、現在も福岡都心部の数少ないバス釣りスポットになっているんです。

大通りには階段が設けられており、遊歩道まで降りることができます。

 

 

那珂川の両岸に緑あふれる遊歩道が整備されており、ジョギングやウォーキング、サイクリングに散歩など様々な方が楽しまれています。

 

 

この遊歩道から川に降りることができ、釣りをすることができるんです。

しかし、那珂川の特徴であり弱点なのが「水深が浅すぎること」。

この界隈は平均30〜40cmほど、最深部でも1メートルもない平坦な浅場なので、魚影すら見ることができません。

 

 

したがって、少しでも水深が深いエリアや、オーバーハングと呼ばれる樹木が水面側にせり出しているスポットを細かく狙っていかなければなりません。

 

 

橋脚まわりも重要なポイントのひとつ。丁寧に狙っていきましょう。

 

 

塩原小学校裏手には堰があり、この堰の上から水深が深くなります。

かつてこの堰は現在のような可動式ではなく巨大な石堰になっていて、大型のブラックバスやナマズや雷魚といったルアーフィッシングの対象魚がかなり釣れていました。筆者の思い出の釣りスポットでもあります。

 

 

福岡市南区三宅・横手エリア

 

さらに遡上していくと、地形に変化の多いエリアに辿り着きます。西鉄電車の高架下や井尻橋付近は有名なポイントのひとつ。取材時にも数人の釣り人の姿を見かけました。

 

 

このエリアも美しい遊歩道が整備されており、所々にベンチも設置されていました。

 

 

南区三宅から横手に架かる的場橋。この周辺も両側に草木があるので好ポイントです。

 

 

この記事を執筆するにあたって昔の写真を掘り返してみると、この界隈で撮った一枚を発見しました。那珂川バスを手にする25年ほど前の筆者です。当時の那珂川のアベレージサイズは30cm前後で、このサイズのブラックバスはかなりの数が釣れていました。

 

 

那珂川緑地エリア

 

さらに2キロほど遡上してみます。住所的には南区日佐・老司界隈。ここ一帯は「那珂川河畔公園」となっており、緑があふれる親水公園として多くの市民に親しまれています。

 

 

遊歩道から水深の浅い堰までいくことができ、川遊びをする人の姿も見受けられます。

 

 

堰の下の深場や流れの中がポイントになります。このエリアも全体的に水深が浅いので、地形が変化している箇所を丹念に探っていきましょう。

 

 

警弥郷公園の上には大きな堰があり、この堰から上流域はフェンスで囲われています。

したがって、福岡市内側の那珂川で釣りができるのはこの周辺までとなります。

 

 

那珂川で釣り楽しむ際の注意事項

■釣り禁止エリアに注意!

 

実は那珂川の一部には「釣り禁止エリア」が設けられています。

福岡市内では、福岡市中央区清川の「きよすみ橋」から博多区須崎町の「須崎橋」までのエリアが釣り禁止となっています。

また、魚種や時期、大きさによっては釣ってはいけない種類もあります。

詳しくは福岡県のホームページにてご確認ください。

 

福岡県ホームページ:内水面の遊魚ルール

https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/naisuime-rule.html

 

 

■急な増水に注意!

 

 

那珂川の上流部の那珂川市には「南畑ダム」があります。ダムの水が放水される時、川の水量が一気に上昇することがあります。くれぐれも注意してください。

 

 

■トラブルが起きないよう、マナーを守りましょう!

今回ご紹介したエリアは遊歩道が整備されており、ジョギングやサイクリング、散歩などを楽しむ方がたくさんいらっしゃいます。

そういった方々とトラブルにならないよう、釣りをする際には十分配慮されてください。

また、ゴミのポイ捨てや駐車違反、釣り禁止エリアでの釣りなどされぬよう、くれぐれもマナーを守りましょう。

 

 

なお、那珂川の河口から博多湾に注ぐ博多埠頭エリアはシーバスやチヌが釣れることでも知られています。

こちらは過去記事にて紹介しておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

 

博多のベイエリアでお気軽&お手軽にアーバンフィッシングを楽しむ!「博多埠頭」【福岡市博多区】

 

https://fukuoka-leapup.jp/city/202407.34117

 

ということで、今回は福岡市の都心部を流れる「那珂川」をご紹介させていただきました。

中洲や天神中央公園、キャナルシティなど福岡を代表する観光地を流れる那珂川ですが、数キロ上流に行くだけで、釣りはもちろん、サイクリングや散歩が楽しめる緑豊かな遊歩道が整備されているんです。

都心部の喧騒からちょっぴり離れて、自然とふれあう時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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