「混色」にしても楽しい!プラレールリアルクラス3月新製品201系「スカイブルー」を先取りチェック!
text & photo:上石知足(鉄道ホビダス編集部)
協力:タカラトミー
「プラレールリアルクラス」シリーズに、来たる3月新製品が登場します。今回は「201系通勤電車(JR西日本・スカイブルー)」で、京阪神緩行線や、転属直後の大阪環状線で見られたカラーリングとなります。今回は3月の発売に先立って、この製品について一足早く紹介していこうと思います。
【写真】プラレールリアルクラスからスカイブルーの201系登場!ディテールや組み合わせ例を写真で見る!
■関西で最初は京阪神緩行線用に登場した201系
関西圏における201系の歴史は1983(昭和58)年に京阪神緩行線へと投入されたところまで遡れます。関西地区向けに新製された同系は、当初全てこの京阪神緩行線用とされ、色もスカイブルー(青22号)でした。最終的に関西圏に投入された201系は総勢224両に上ります。
その後は多少の運用の変化はあったものの、長らく京阪神緩行線をメインに活躍を続けました。2003年には体質改善工事が開始され、雨樋の張り上げ化や窓枠の交換、ヘッドライトが行先表示器部分と一体的な構造になるなど、外観に変化が生じました。
その後、2005(平成18)年に後継となる321系がデビューすると、活躍の場が大阪環状線と大和路線へ移っていきます。大阪環状線では検査周期の都合もあり、スカイブルーのまま運用入りする編成が登場。これらは順次本来のオレンジに塗り替えられていき、最終的には2008年に関西圏におけるスカイブルーの201系は姿を消しました。
今回はそんなJR西日本のスカイブルーの201系がリアルクラスで製品化。体質改善工事を受けた後の姿を再現しています。
■プラレールではなんと大阪環状線転属後の姿を再現!
さて、今回リアルクラスで登場したのはスカイブルーの201系でも京阪神緩行線時代ではなく、2005年から2008年にかけてスカイブルーのまま大阪環状線で活躍していた頃を再現しており、なんともレイル・ファン心をくすぐる年代設定になっています。
ちなみに、前面に標記されている車番から、最後まで大阪環状線でスカイブルーを維持していた201系であることがわかります。当然ながら車両選定にも抜かりがありません。
■もちろん各色並びも楽しめる!
プラレールリアルクラスからは、これまでオレンジの大阪環状線と、ウグイスの大和路線・おおさか東線の2色が登場していますが、これらと並べることで、(細かい違いはあれど)過渡期に見られた3色の共演が再現できます。これを機に3色揃えて、カラフルな国鉄通勤型電車を楽しんでみてはいかがでしょうか?
■「混色編成」もアリ
マニアックなものにはなりますが、2006年に運転されたスカイブルーとオレンジの混色試運転も実車同様のフル編成で楽しめます。
この試運転は、2006年、大和路線(関西本線)への201系転属を前に、桜井線と和歌山線でスカイブルーの4両にオレンジ色のモハユニットを組み込んだ201系で行なわれたもの。これは同車の長い歴史の中でも極めて珍しい混色編成が実現しましたが、営業運転は行なわれませんでした。