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【たつの】「旧中川邸」がリニューアル!ノスタルジーな空間で麹を使った食事や米粉スイーツを

兵庫県はりまエリアの地域情報サイト TANOSU

【たつの】「旧中川邸」がリニューアル!ノスタルジーな空間で麹を使った食事や米粉スイーツを

たつの城下町の一角で愛されてきた多世代交流カフェ「旧中川邸」が、2025年11月17日、「La Luna(ラ・ルーナ)旧中川邸」として名称を新たに、福祉カフェとしてリニューアルオープン!明治時代に開院した医院をリノベーションした店内は、随所にノスタルジーを感じる趣のある雰囲気が魅力です。気になるカフェメニューは、麹(こうじ)調味料を使ったランチや米粉スイーツなど、体が喜ぶ優しいものばかり。ハンディキャップ・年齢・性別の壁をつくらず、だれもがフラットでいきいきと過ごせる、そんな居心地の良さが自慢のお店です。

・「La Luna(ラ・ルーナ)旧中川邸」

昔ながらの町並みと雰囲気を色濃く残す龍野城下町。その一角、龍野図書館から歩いて2分ほどの場所に、明治時代に建てられた一軒の建物があります。ここは長らく多世代交流カフェとして地元で親しまれてきましたが、2025年11月17日に「La Luna(ラ・ルーナ)旧中川邸」へと名称を変え、新たな“地元民・観光客の心の集い場”としてリニューアルオープンしました。

かつて産婦人科だったこの建物を、当時の面影をところどころに残しながらカフェ空間へとリノベーション。天井に新しく設えた格子の意匠や、材木屋さんが目利きして用意してくれたという、長さ5.8メートルにもなる大きな一枚板を使った特注の大テーブルなど、ノスタルジックな雰囲気の中に店主や材木屋さんのセンスとこだわりが光ります。
また、敷地内にはレトロな洋館と共存する形で、前庭と中庭の2カ所に趣のある和庭園もあります。和と洋が調和する同店は、この城下町に残る昔の建物の中でも、ここまでノスタルジーを感じられるものは希少な存在。地元客はもちろん観光客も多く訪れます。

子どもからお年寄りまで幅広い世代が集まるほか、日によっては海外からの観光客が来ることも。ゆっくり過ごしたいときは奥のソファ席、気さくにふらっと会話を楽しみたい日は入り口近くに置かれた大テーブル、景観に癒やされたい日は中庭を望む席など、その日の気分で選べる楽しさも魅力です。
同店を営むのは、長年医療と福祉業界で働いてきた作業療法士の資格を持つ店主。生まれたときから耳の聞こえない両親と共に暮らし、“耳の聞こえる世界”と“耳の聞こえない世界”の両方に触れた経験から、医療・福祉の道へ進みました。仕事をしている中で自然と「いつかハンディキャップを持つ人と平等に働けるカフェを開きたい」という思いが芽生え、“食”についても独学で追求。イベント出店で飲食経験を重ね、この場所に念願の“福祉カフェ”を開きました。
オープニングスタッフとして関わった聴覚障がいのあるスタッフをはじめ、今後もさまざまなハンディキャップを持つ人の採用と、「就労継続支援B型」としてカフェ以外にも多様な活動を進めていく予定なんだとか。また、介護をしている人や障がいのある人など、日常生活の中でさまざまな心の悩みを抱える人たちの“心の居場所”であり続けたいと、相談の機会も設けています。

・「グルテンフリー×発酵食品」のランチ

『ラ・ルーナ ランチ(コーヒーor紅茶付き)』2,750円
アレルギーの子を持つ親でもある店主は、カフェを開く前から食にこだわり、麹をはじめとした発酵食品を使った料理や、グルテンフリーの食生活を普段から心がけていたそう。その経験を生かし、同店でも「グルテンフリー×発酵食品」をテーマにしたメニューを数多くそろえています。
イチオシは、前菜付きの『ラ・ルーナ ランチ』。リンゴと季節の果物を発酵させたシロップにリンゴ酢を加えた「食前酵素ドリンク」、季節の温野菜と前菜を彩り良く盛り付けた「前菜プレート」、そして1~2カ月の頻度で内容が変わる「メイン料理」に、無農薬米とお吸い物、さらには食後のドリンク(コーヒーor紅茶)が付く、コース仕立てのランチメニューです。

取材日の「前菜プレート」は、上郡町「門積(かどづみ)農園」のベビーリーフや、たつの市「右田(みぎた)農園」のニンジンなど、栽培方法からこだわった野菜を“平山式50℃洗い&低温スチーム※”で仕上げた蒸し野菜が主役。その野菜を引き立てるのは、塩麹・ゴマ・オリーブオイルなど、シンプルな材料だけで作られた特製ダレです。
横に添えられた「キクイモのポタージュ」もほどよく濃厚で、根菜ならではの風味が蒸し野菜の甘みにマッチ!蒸し野菜をディップして味わうのもおすすめです。
※平山式50℃洗い&低温スチームとは…食材を50℃のお湯で洗い、湿度100%の低温スチームでじっくり蒸す調理法。

11~12月のメイン料理は「オリジナル煮込みハンバーグ」。豚肉100%で作られているため脂があっさりとしていてくどさがなく、後味も軽やかです。一方、惜しみなくかけられたデミグラスソースは濃厚そのもので、「井戸糀(こうじ)店」の甘酒と味噌が深みを生み出す決め手に。ほどよく甘くフルーティーな味わいが肉のうま味を一層引き立て、ご飯が進むおいしさへと導いています。

『グラタン(サラダ付き)』990円
米粉、豆乳、白味噌など、なるべく植物由来で体に負担の少ない素材を使った特製ホワイトソースで仕上げる熱々の『グラタン』も人気。中の具材は季節ごとに変わり、この日は「右田農園」のバターナッツカボチャをはじめ、地元産の旬野菜が3~4種類ほど使われていました。

白味噌の風味と上品な甘みに、豆乳のまろやかさが合わさったホワイトソースは、あっさりとした味わいで、何口でも食べたくなるおいしさ。素朴な味わいだからこそ、素材の味が際立ち、一つひとつの野菜のうま味がより豊かに感じられます。

・米粉100%のグルテンフリースイーツも

『醤油シフォンケーキ』770円
『醤油シフォンケーキ』や『米粉ケーキ ガトーショコラ』など、パティシエが手がける同店のケーキは、すべてグルテンフリーがベース。さらに、きび糖を使うなど、原材料の一つひとつにも体への思いやりが感じられます。
イチオシであり、一番人気なのが、たつの市「ただまき農園」の米粉と老舗の醤油蔵「末廣醤油」の薄口醤油を使ったご当地ケーキ『醤油シフォンケーキ』。醤油を香りのアクセントとして加えることで香ばしさが加わり、単調になりがちなシフォンケーキに“唯一無二の深み”が生まれます。
名脇役として欠かせないのが、ちょこんと添えられた自家製の粒あんと生クリーム。ほんのり香る醤油の塩味に、クリームのミルキーさと粒あんのこっくりした甘さが絶妙にマッチ!和食に使われる“醤油”と、和菓子に使われる“あんこ”という“和のコンビ”は、合わないわけがありません。

『米粉ケーキ ガトーショコラ』680円 ※秋冬限定
濃厚な仕上がりゆえ溶けやすく、秋から冬にかけての寒い時期にしか販売できないという『米粉ケーキ ガトーショコラ』。カカオ分65%の、ほろ苦いクーベルチュールチョコレートを贅沢に使い、米粉でもっちりと仕上げた食べ応えのある一品です。ココアを加えることでほどよいカカオの苦みを際立たせ、大人の味わいに。コーヒーとのペアリングもばっちりです。

・ドリンクメニューも豊富!テイクアウトもOKでまち歩きに◎

『ラ・ルーナ オリジナルブレンド珈琲』550円
ドリンクメニューも多彩で、どのメニューにもこだわりがあふれています。中でも、12パターンのブレンドから選び抜いたというオリジナルブレンドのコーヒー『ラ・ルーナ オリジナルブレンド珈琲』がイチオシです。
軽やかな味わいの中に、ほんのりとフローラルな余韻が広がる豆を、同店ではサイフォン式で抽出。一杯ずつ、スタッフの手で静かに淹(い)れられる様子は、見ているだけで心がふっと和みます。

『抹茶ラテ』550円
京都宇治の抹茶を使った、風味豊かな『抹茶ラテ』は、ミルクor豆乳が選べます。抹茶のほろ苦さと香りをしっかり感じられる大人の味に、ふんわりミルク泡が加わって、飲むほどにまろやかな味わいが優しく広がります。

『さつき園 無農薬ゆず茶』550円
宍粟市の社会福祉法人「さつき園」が心を込めて作るゆずシロップを使用。無農薬で育てたゆずを、採れたてのうちに素早くしぼることで、爽やかで澄んだ香りがそのまま生きています。着色料・保存料は使わず、材料は宍粟産ゆずと砂糖だけ。地域の恵みをまっすぐに感じられる“素直な味わい”を堪能して。
ドリンクはすべてテイクアウトOK!まち歩きのお供としてもおすすめです。

・店内ではアーティスト作品の販売も

店内の一角では、3人のアーティストによる作品展示・販売も行っています。
一人目は、姫路産の牛革を使ったレザー小物を手がける「TEAM ORA」。約20年のキャリアを持つ革職人が、すべて手縫いで丁寧に仕上げるアイテムは、使うほどに深みが増し、自分だけの味わいに育つのが魅力です。さらに今後は「La Luna 旧中川邸」とのコラボで、オリジナル作品「Kishizawaya(キシザワヤ)」の監修・販売も構想中なんだとか。店主もその可能性に胸を躍らせています。

二人目は、神戸を拠点にイベント出店や展示会を行う「ふじわら工房」。真鍮と光が織りなすアート作品をはじめ、ガラスを使った繊細な小物など、思わず目を奪われる“きらめき”を秘めたアイテムが並びます。空間にそっと輝きを添えてくれる作品に、胸をときめかせて♪

三人目となる「RYOTARO」は、墨のみで描く墨絵アートのポスターや絵画を手がけるアーティスト。龍や神宮といった力強く神秘的なモチーフを題材に、墨ならではの濃淡や筆致を巧みに操り、迫力と静けさが同居する独自の世界観を表現しています。店内に並ぶ作品は、思わず足を止めて見入ってしまうほどの存在感。和の美を現代的に昇華した、魅力あふれるアートです。
城下町にそっと寄り添う“心の居場所”「La Luna 旧中川邸」。ノスタルジックな雰囲気が漂う空間でくつろぐのも、ドリンク片手にまち歩きを楽しむのも自由自在。旅の拠点にすれば、たつのの魅力がもっと近くに感じられるはず♪“城下町と歴史情緒に浸る旅”へ、出かけませんか?

■詳細情報

■DATA

La Luna(ラ・ルーナ)旧中川邸

所在地

兵庫県たつの市龍野町立町38

電話番号

0791-72-8388

営業時間

平日/ランチ 11:00〜L.O.14:00、カフェ 11:00~16:00(L.O.15:30)
土・日曜日/11:00〜L.O.14:00、カフェ 11:00~17:00(L.O.16:30)

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