『ONE PIECE』の世界を体験、ナガシマスパーランドで記念企画が開催
漫画やアニメなどで多くのファンをもつ『ONE PIECE』(ワンピース)の世界を体感できる企画「ONE PIECE EMOTION」in ナガシマスパーランドが3月15日、三重県桑名市にある園内ナガシマスパードームで始まった。主人公たちの立体的なフィギュアやアニメ制作での人物設定の仕事ぶりなどが分かる展示、この企画のためにつくられた映像などを見ることができる。5月25日まで。
会場では、海賊王になることを夢見る主人公のモンキー・D・ルフィら「麦わらの一味」が立体のフィギュアになって勢ぞろい、観客を出迎える。入場した多くの人が雄姿をカメラに収めようとし、ファンの熱い気持ちが伝わってきそうだ。
激しい戦闘場面が流れるように展開するアニメのひとこまずつをパネルにして天井から吊るし、その下を歩いていくことで、場面の中に入り込んだような気分が味わえる通路や、脚本に書かれたセリフと声優たちの表現が確認できる場所もあり、見て、聞いて、いろんな角度から世界観に浸ることができるようになっている。
アニメの動きの中へ入り込むような通路
主催者側によると、今回の企画は、TVアニメ25年を振り返りながら「ワノ国編」「エッグヘッド編」を中心にこの作品の魅力を伝える構成になっているという。ナガシマリゾート60周年記念イベントでもあり、全国では東京、熊本に次ぐ開催になるという。
各キャラクターの設定までの仕事ぶりが分かる展示
入場者には描きおろしビジュアルのカードゲームのプロモーションカードがプレゼントされる。入場券は園内会場での窓口販売が大人(中学生以上)1500円、3歳以上1000円。お得なセット券はファミリーマートで販売され、ナガシマスパーランド入園とのセットや、限定フィギュア付き数量限定のセットなどがある。
『ONR PIECE』は尾田栄一郎原作の少年漫画で、「少年ジャンプ」(集英社)で1997年に連載が開始され、現在も連載中。コミックスは累計5億1000万部を突破している(2024年4月現在)という。テレビアニメは1999年からフジテレビ系列で放送されており、東映アニメーションのアニメ作品では最長のロングランになっているとされる。