Yahoo! JAPAN

【東京】ペルーの至宝が集結!「マチュピチュ展」が11月22日から開催

地球の歩き方ウェブ

【東京】ペルーの至宝が集結!「マチュピチュ展」が11月22日から開催

「マチュピチュ展」が、2025年11月22日(土)~2026年3月1日(日)まで東京・森アーツセンターギャラリーで開催。ペルーの貴重な文化財約130点が集結する貴重な機会です。この記事では、マチュピチュ展の魅力についてご紹介します!    

【画像を見る】人気展覧会がついに日本で開幕!ペルーの至宝が集まる「マチュピチュ展」

ペルーの魅力とは

ペルーは、雄大な自然と多彩な文化が魅力の国。インカ帝国ゆかりの遺跡が点在しており、なかでも世界遺産のマチュピチュはその壮大さで世界中の人々を魅了しています。ほかにも、アンデス山脈やアマゾンの熱帯雨林、太平洋に面した砂漠など、探検心をくすぐる自然が広がっています。また、グルメも注目で、伝統料理から現代風にアレンジされた料理までさまざまな食文化を楽しめます。自然、歴史、文化と幅広い魅力に出合えます!

11月22日より「マチュピチュ展」が開幕!

「マチュピチュ展」は、2025年11月22日(土)~2026年3月1日(日)まで森アーツセンターギャラリーで開催される展示。2021年のアメリカ・ボカラトン美術館を皮切りに、世界各地での開催で高い評価を得て、累計来場者数は54万人を突破。本展は、そのアジア初開催として日本に上陸します。

本展では、ペルーの首都リマにある考古学博物館「ラルコ博物館」より貸与された、貴重な文化財約130点が展示されます。王族の墓から出土した黄金の装飾品や神殿儀式で用いられた祭具など、国外初公開を含む貴重な資料を通じて、古代アンデス文明の芸術や知恵を間近に体感できます。また、マチュピチュを最新技術で再現した没入型空間やアンデス神話の英雄「アイ・アパエク」の冒険を軸に展開される壮大な物語とともに、訪れる人を知的冒険へといざないます。

マチュピチュ展の会場構成

【1】イントロシアター

巨大スクリーンに、アンデスの大自然と天空都市マチュピチュが映し出されます。神話の英雄であるアイ・アパエックの登場とともに、展覧会全体のストーリーが幕を開けます。

【2】アンデス世界

アンデスの人々が信じていた宇宙観「天空〈ハナン・パチャ〉」、「現実世界〈カイ・パチャ〉」、「地下〈ウカ・パチャ〉」という3層に重なる世界構造と、動物の力を借りて異界を自在に行き来するシャーマン(霊的な媒介者)の存在に迫る展示エリア。アンデス独自の世界観と精神文化に触れられます。また、「階段文様と半渦巻きのシンボル」は今回の巡回で初めてペルー国外へ出た貴重な作品なので、ぜひ会場でチェックしてみてください!

【3】モチェの英雄アイ・アパエックの冒険

・<シドニー会場での展示の様子>2024年 ©MUSEO LARCO LIMA – PERU
・<カニの姿をしたアイ・アパエック>紀元後100-800年 ラルコ博物館所蔵 ©MUSEO LARCO LIMA – PERU

このエリアでは、神話の英雄であるアイ・アパエックが挑む戦いと旅の物語を展示。アイ・アパエックの顔を表現した葬送仮面や大きな耳飾りなど、迫力ある造形が神話の世界を伝えます。ほかにも、さまざまな生き物の姿に変身したアイ・アパエックの展示品が並びます。

【4】犠牲の儀式

神に捧げられた戦士たちの犠牲の儀式を紹介。儀式の場では、戦士同士が戦い、敗者の血が神に捧げられました。この犠牲の儀式は、神々と人間界をつなぐ重要な役割を果たしていたといわれています。金は「太陽の汗」、銀は「月の涙」とされ、それを身につけた戦士や祭司は神の力を帯びる存在と考えられていました。神聖な素材で作られた祭具や装身具などの展示品から、当時の信仰と死生観を感じられます。

【5】祖先との出会い

・<金属羽飾付き頭飾り前面部>1100-1470年 ラルコ博物館所蔵 ©MUSEO LARCO LIMA – PERU
・<ネコ科動物とコンドルの額飾り>紀元後100 – 800年 ラルコ博物館所蔵 ©MUSEO LARCO LIMA – PERU

アンデスの支配者たちが、死後に神へと昇華される存在としてどのように葬られていたかを美しく神聖な副葬品とともに紹介。10人の支配者それぞれが実際に身につけていた装飾をそのままの姿で展示しているエリアは圧巻です! 祖先がいかに神として祀られていたかを静かに語りかけます。

【6】マチュピチュ

展覧会の締めくくりとなるこのエリアは、インカ帝国の叡智と統治の形を伝える空間。帝国は、血縁を基盤とした政治制度と官僚機構により多様な文化を取り込み、金細工や建築、灌漑技術を発展させました。なかでも象徴的なのが「キープ(結縄)」。人口や収穫、祭祀の記録を担ったこの知の結晶には、人々の暮らしや祈りが込められており、インカ文明の記憶を今日に伝える貴重な遺産です。

「マチュピチュ展」の詳細情報

展覧会名
マチュピチュ展
会期
2025年11月22日(土)~2026年3月1日(日)
開館時間
日~木:10:00~18:00(最終入館17:30)金・土・祝前日:10:00~20:00(最終入館19:30)
場所
森アーツセンターギャラリー(東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階)
観覧料
当日券(一般):平日2800円、休日2900円
展覧会公式ページ
https://machupicchuneon.jp/
公式Instagram
https://www.instagram.com/machupicchuneon(https://www.instagram.com/machupicchuneon/)

まとめ

TEXT by 地球の歩き方編集室

【関連記事】

おすすめの記事