韓国地上波ドラマ王者 SBS!早くも関心が寄せられる「今年の演技対象」有力候補4人
韓国では毎年のように、各放送局がドラマファンの心を射止めようと話題作・人気作を生み出ししのぎを削っている。
そんななか、地上波で群を抜いた成績を叩き出しているのがSBSだ。
ここ数年他局と大きく差を開いて独走中と言っても過言ではない状況で、2024年も数々のヒット作を世に送り出した。
このため韓国のネット上では、年末に開催される『SBS演技大賞』で誰が大賞を手にするのか、早くも熱い関心が寄せられている。
受賞者候補として名前が上がっている今年の主役と言っても過言ではない役者4人の活躍をご紹介。
(図)Danmee 日本ファンが選んだ7月~9月公開 No.1韓国ドラマは・・ジェジュン主演「悪い記憶の消しゴム」
チソン
対象候補1人目は、チソン。人気・実力ともに兼ね備えた韓国を代表する役者の1人で、ロマンス演技から悪役演技、ある時は7つの人格を持つ多重人格者に扮するなど、優れた演技力を持つことで知られる彼だ。
今年は、主演作『コネクション』(SBS/2024)で、麻薬中毒になった刑事役を熱演。二重人格に近いキャラクターを見事に描き出して、視聴率14.2%で有終の美を飾った。
これまで数々の作品を通して、年末の授賞式で栄誉ある賞に輝いてきた彼だけに、トロフィーを手にするのではないかと期待されている。
チャン・ナラ
出演作のほとんどが視聴率15%越えを果たすなど、高確率で数字を獲得することで知られるチャン・ナラも、熱い視線を浴びている役者の1人。
9月に惜しまれながら最終話を迎えた『グッド・パートナー ~離婚のお悩み解決します~』(SBS/2024)は、最高視聴率17.7%を叩き出し、同時期に放送されたスターが出演する数々の話題作を相手に、最後までトップで走り抜けた。
もちろん話題性の面でもぶっちぎり1位。もちろん優れた脚本や他の共演者の活躍も大きいが、チャン・ナラの共感を呼ぶ演技が観る者の心を鷲掴みにし、物語に没入させたと言われている。
パク・シネ
子役からキャリアを確実に積み上げ、いまや韓ドラ人気を先頭に立って牽引するパク・シネも忘れてはいけない。
結婚と出産を機に一時お茶の間から離れていたものの、その実力は衰えを知らず、11月に最終回を迎えた『悪魔なカノジョは裁判官』(SBS/2024)は大成功。最高視聴率13.6%を叩き出して、韓ドラ女王の帰還を知らせた。
どちらかといえばロマンス演技で活躍してきた女優で、家庭環境に恵まれないが懸命に生きる健気なヒロインや優等生役が多かったが、これまでとは打って変わって本作では初の悪役演技を披露。魅力的なキャラクターを描き出して視聴者を虜にした。
キム・ナムギル
映画界とドラマ界を行き来しながら、韓国芸能界で長年に渡って活躍し続けているキム・ナムギルへのドラマファンの期待も大きい。
なぜなら、2019年に放送された『熱血司祭』での演技が認められ、『SBS演技大賞』で大賞を受賞。今年は、そのシリーズ第2弾である『熱血司祭2』でまたもや視聴者を魅了しているから。
シリアスな役が多く硬派なイメージを持つ彼だが、本作ではすぐにキレる血の気の多い司祭役を熱演、コミカル演技で観る者を楽しませ、まだ第2話までしか放送されていないものの、最高視聴率はすでに2桁越えの11.9%。このあと、どこまで伸びるのか注目されている。
(ライター/西谷瀬里)