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青葉消防団 充足率100%を達成 官民一体で地域の安全守る

タウンニュース

取材に応じた花岡さん(中央)と(株)八洋の担当者ら。左はオリジナルラッピングの自動販売機

青葉消防団(廣田豊彦団長/定員485人)がこのほど、団員充足率100%を達成した。横浜市では神奈川区、西区、港南区に続き4区目の達成。青葉消防署は、自動販売機事業を展開する(株)八洋(東京都)と共同で、自動販売機を活用した消防団員募集広報に取り組んでおり、同署は「日々の声かけなど団員の努力に加え、官民一体で協力してきた。その成果が実ったのでは」としている。

昨年1月、能登半島地震での活躍もあり、地域防災における重要性が再認識されている消防団。一方で、全国的な担い手不足、団員の高齢化が課題となっている。

青葉区も同様の課題を抱えており、昨年入団した花岡隼人さん(39)によると、「力仕事のため若者が多いイメージだったが、多くが50代、60代。もちろん鍛えられたベテランの方々だが、若手も増えてくれるとうれしい」という。

そんな現状を受け、同署は昨年9月から(株)八洋と連携し、自販機の外装や広告パネルを活用した団員募集広報を行ってきた。現在、消防団オリジナルラッピングの自販機は区内に2台あり、さらに数台設置予定。団員募集ポスターは、同社が扱う区内約190台の屋外設置自販機全てに掲示されている。

昨年4月1日時点の充足率93・8%から、短期間での目標達成を受け、「行政だけではやりにくい取り組みを、民間との共創事業という形で実現できた。地域で『自販機見たよ』という声もあり、効果が出ているのでは」と同署担当者。同社法人営業部の田中堅課長は「市民への恩返しも含め、長期的に消防団を知るきっかけ作りに貢献できれば」と話していた。

消防団は地域の行事への参加も多く、団員や近隣住民に顔を覚えて気にかけてもらえるなど、地域参加のきっかけにもなる。「若者や新しく引っ越してきた方こそ消防団に入ってほしい」と花岡さんは話していた。

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