コメ不足解消に期待 上越市内で田植え始まる
コメの早生品種「コシイブキ」の田植えが上越市内で始まりました。コメの価格が高騰するなか、農業法人「グリーンファーム清里」では、栽培する量を去年より2割ほど増やすことにしています。
グリーンファーム清里ではコシヒカリを中心に、7品種のコメを清里区内で栽培しています。このうち早生品種「コシイブキ」の田植えが22日(火)から始まりました。
グリーンファーム清里 保坂一八 代表取締役
「(田植え)ゴングが鳴ったという感じ。今年、雪どけが遅くて苦慮していたが、(例年通り)田植えができるようになった」
グリーンファーム清里では田んぼ200ヘクタールで食用と家畜のえさにする飼料用を栽培しています。今年は全国的なコメ不足と価格の高騰を受け、飼料用の栽培面積を去年の3分の1、10ヘクタールに減らすなどして、 食用の栽培を増やすことにしました。
今年の食用の収穫は去年よりも2割ほど多い、およそ1000トンを目指しています。
グリーンファーム清里 保坂一八 代表取締役
「1日も早く皆さんにお届けしたい。コメ離れにならないように、いいコメを提供していきたい」
田植えは品種を変えながら来月末まで続きます。